あっけない診察・・・・・・・・

2018年5月18日(金)のこと。
※このブログの運営・企画・執筆を始めたのはこの頃のこと。

さて、前回の診察からは4週間後。
もう、例の体のかゆみもなく、あの4月の入院については本当のことだったのかと思えるほど、今ではまったくなんの後遺症らしきものもなく、平穏な日常を過ごしている。
だし、食欲は少し回復したとはいえ、全盛期の頃に比べるとかなり落ちており、それが体重に影響し、少しずつだが痩せてきている。
もともとは、末期がん患者といいつつも、闘病安定期の頃は身長176cm程度で体重は82~83kgを前後していた。
だから、かなりプックプクのメタボ体形で、おそらく見た目だけでは誰も、私が末期の癌患者とは見えてはいなかったであろう。
私自身もあの頃は、自分でもそのギャップに、少し麻痺していたのかもしれない。

しかし、昨年10月の腫瘍マーカー上昇の宣告以来、体調は激変。
抗がん剤を内服のエスワンタイホウティーエスワンのジェネリック薬)に変えたことで、一時的には腫瘍マーカーの上昇は落ち着いたものの、その代わり、肌(おもに顔面)が黒ずみ、シミが増え、爪が真っ白になったり黒くなったり、手はカサカサで老人のような手になり、食欲はなくなり、この年の初めには味覚障害も発生してきた。
体重もあのメタボの体がみるみる痩せてきており、この時点で5kg近くは痩せてしまった。
私には点滴の抗がん剤よりも、この内服の抗がん剤のほうが、副作用は体に響いたみたい。

そして、この4月の肝機能障害のダメ押し。
幸いにも直接、癌の悪さではない(私的には関係ないわけがなかろうと思っている)とはいうものの、そのことにより体力を奪われ食欲はさらに減退、体重にも影響してきたというところ。
今、その退院後ひと月余りを経過し、幾分の回復はみられるものの、やはり昨年の10月以前の私と比べると、さすがに参ってきているのはよくわかる。
さらに、前回の診察では、腫瘍マーカーがこの2月くらいから、またしても上昇しだしているというお告げを受ける。
一体、私はどうなるのだ・・・・・・・・。
いよいよもって、私の闘病もハードモード、シリアスモードに突入していくのか・・・・・・・。

などと、前回の診察から、こんなことを時々考えてはいたところである。
ただ、幸いなことに、まだ目立った体のだるさや痛みなどは出てきていない。

まぁ、そんなこんなで、この日の診察日を迎えた。
ところが・・・・・・・・。
採血を終わり、いつものように診察室へ入り、M医師と対面。
すると、診察は前回の緊迫モードとは一転し、実になにごともなかったかのような普通の対応。
血糖値は少し高めだけれども、他はすべて正常値とのこと。
そして、肝心のマーカーのことは、な~んにも触れずじまい。
その血糖値については、「今の状態で食べることを考えると、それほど気にしなくてもいい・・・・」だってさ。

いやいや、私も家内も、そこではなくて、癌の状態を一番気にしているんだってぇ・・・・・・・。
なんなんだろうねぇ・・・・・・・。

言われなければ、こちらから聞けばいいのだろうけれども、どうにもこのM医師には話しかけずらいものがある。
さすがに、この頃はこのM医師の雰囲気をあちこちの人に話す機会も増え、このM医師のことをこう伝えている。
わかる人にはわかるかな?
例えるなら、TBS系列でドラマ化された『コウノドリ』に出てくる、四宮先生(役:星野源)にとてもよく似ているのだ。
M医師は、もう少し年齢は上だと思われるが、本当に表情も話し方も、あのとりつくしまのない雰囲気がよく似ている。
見たことがある人なら、すぐに合点がいくようで、「あぁ、あれならしょうがないね・・・・」と返ってくる。
まぁ、ドラマの世界でデフォルメされているとはいえ、現実の世界にこんなによくできたモデルが、しかも自分の主治医がそうだとは夢にも思わなかった。

この日は、私もあまりの拍子抜けさに、そのまま「はいはい・・・・」と、かなりの消化不良の状態でオズオズと帰ってきてしまった。
家内にLINEで連絡すると、家内としてはとにかく何も悪いことを言われなかっただけよかったと解釈しているみたい。
患者ももう少し強くならなければならないのだろうか・・・・・・。
次回の診察時はどうなるかわからないが、色々なケースを想定して、こちらも対策を考えておこうと思う。
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いよいよ、牙を剥きだしてきたか・・・・・・・

2018年4月20日(金)のこと。
謎の肝機能不調による入院。
そして、その退院から、ちょうど2週間後に今回の定期健診が設定された。
腎機能、白血球、貧血、血糖値といった基本的な検査数値は、やはり健康な状態と言える限界値は超えているものの、もともと抗がん剤を服用しているという前提があるため、それほど深刻に考える状態ではないと、M医師は言う。
で、肝心の肝機能については・・・・・・。
今もまだ完全ではないけれども、ほぼ順調な状態に戻っているとのこと。
日常生活で、特に食べ物とかでも気を付けるような事もない様子。

しかし、だいぶ収まってきたが、私の体はどこということでもなく、全体的に思い出したように、時々かゆくなるという症状はまだ続いている。
それでも、随分と、良くなってきているのだが。

ただ・・・・・・・・。
そんなことはいいとして、M医師から驚くべき言葉が発せられる。
それは、腫瘍マーカーが少し上昇しだしてきているとのこと。
えっ!!
思わず私も「それは、今回の入院でしばらくの間、抗がん剤の服用を中止していた影響があるのでしょうか?」と聞くと、「いや、その前からです」と・・・・・・。

何だってぇ・・・・・・・。
そこはねぇ・・・・・。
一番大事なところではないの・・・・・・・。
その頃から上昇傾向が見られていたのに、今の今まで黙っていたの?
その時点での診察では何も言わなかったじゃん・・・・・という疑念が生まれる。
その疑念を打ち消すようにM医師は、「今はその傾向が見えているだけで、まだ、なんとも言えないので、もう少し抗がん剤を続けて効果を見ましょう」とのこと。
そう言われると、私にはなにも反論できずに、ただただ頷くだけなのだけれども、なんとも言えないモヤモヤ感が残ったの事実。

私も物事が見えない人間ではないという自負心もあることから、客観的に医師側の立ち場で考えると、確かに悪い数値が出ても、一過性の症状かもしれないので、どのタイミングで本人に言うのかという課題は生じるのかもしれない。
それは、よくわかる。

ただ、前々から時々このブログ内でも触れているが、このM医師の姿勢と態度、物事の伝え方というのには、ずっとひっかかるものがあるのも事実。
私は事実を覆して欲しいなどとは、これっぽちも期待しておらず、むしろ起きていること全て、それがどんなに悪い状態でも正直に伝えてくれる方がありがたいと思っているし、この想いはM医師にも伝わっているとは思う。
しかし、私も、自分の仕事としては弱い立場の人たちとの対人コミュニケーションが仕事の要でもあり、その課題解決の正解はその人の心の中にあるという認識で日夜奮闘している立場からすると、いくらお偉い先生でも人と向き合う以上、こんな程度の対人スキルでいいのか・・・・・とは思うところでもある。

まぁ・・・・。
日常生活上は少しばかり食欲も戻ってきているし、何か不自由なことや不安なこと等は、いまのところはおきていない。
ただ、この病気になったばかりの頃は、食欲が減り、通勤も苦しくなるほど体がだるく、体重も落ちていった。
また、あの状態が、そう遠くはない先に起こりえるのかと思うと、ゾッとしないでもない。
今度は、もう次の手はないのだ。
ある程度は、覚悟を決める時期が来るということでもあろうか・・・・・・。

でも、まだ今のところは、それ以上でも以下でもないため、必要以上に気にとめるのは辞めるとしよう。
家内の心理的負担にも影響するし、まだまだ私の本質的な楽天的思考が現状の状態より勝っている。
とりあえず、モヤッともするが、今はM医師の言う通り、様子を見ていくしかない。
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退院後の出勤、そして一週間遅れの新年度スタート!!

 2018年4月9日(月)のこと。
さて・・・・・・・・。
6日(金)に退院して、その日は一日中ゴロゴロ。
7日(土)あたりから、体慣らしも兼ねながら、おそるおそる外出をしてみる。
やはり、昨年の一か月入院に比べるとそうでもないのだが、それでも一週間病院に缶詰め状態となると体が鈍ってしまう。
翌、8日(日)はいつもの日曜日と変わらない生活パターンで過ごしてみた。
動くことは動けるが、やはり体は疲れやすい。

9日(月)はようやく出勤。
一応、私の平成30年度の初出勤となる。
今更だが、私は年度替わりの初日から入院してしまった。
そのため、この4月で人事異動により着任した人達や、新しく採用された人などとは、今日、ようやく初お目見えである。

ゆっくり地面を噛み締めるように地に足をつけながら、通勤ラッシュの中を行く。
職場に着くと、まずは急の入院であったことや退院の挨拶を職場のスタッフ一人一人に行う。
中には、「昨年に続き、またかよ・・・・・・」的な表情をしている人もいる。
ここのスタッフには、私の病気の真相を知っている人は一部を除いてほとんどいない。
そのため、「何だか体の弱い奴、不健康な奴」くらいにしか受け止められていないのかもしれない。
でも、それはそれでいい。
あえて、私の病気のことを秘密にするつもりは毛頭ないけれども、わざわざ公言するほどでもないと思っている。
それそれの人が、とりたいように受け止めてくれて結構。
この職場のスタッフには特に。

そして、新任のスタッフにご挨拶。
プライベートな事情とはいえ、一週遅れでの顔合わせにお詫びを申し上げる。
そして、私の不在時に、私の固定客2名の緊急対応をしてくれた仲間にもお礼と謝意を伝える。

さぁ、いよいよこれで、私の新年度の仕事開始である。
たまっていた事務処理を整理し、私の不在時の一週間分の出来事や情報を頭に叩き込む。
そして、私の固定客2名に連絡。
突然のことだったことから、今週から対応の再開が可能であることをお伝えし、いらしていただく日時のアポを入れる。
おふたかたとも、大変、私のことを心配してくれていて、ありがたいやら、申し訳ないやら、うれしいいやら、なさけないやら、色々な感情が一気に噴き出してくる。
そのおふたかたのお気持ちには仕事で報わせてもらうとしよう。

この日の、私の体調はまったくなんでもない。
腹部の痛みもなければ、体のだるさもないし、食欲も全盛期ほどではないが、そこそこにある。
調子が悪かったら、早めに帰らせてもらおうとは思っていたが、あまりにも正常状態のため、初日からフル稼働。
だから、余計に私の体調不良に首をかしげていた人もいるのかもしれない。
まぁ、そんなことはどうでもいい。
私は私のポリシーに乗っ取った生産性を上げるだけである。

ただ・・・・・・・。
体のかゆみはまだ消えてくれない。
これ仕事中はそう気にはならなかったけれども、家に帰ったら、結構・・・・・。
ホントに結構、悩まされる。
このかゆみの症状はネットとかで調べると、皮膚にかゆみの原因があるのではなく、脳が勝手にそう認識しているということらしく、かゆみ止めの軟膏などはない。
放っておくしかないそう。
まぁ、時間の経過に任せるしかないのだろうか。
次回の診察は、退院日からまる2週間後の4月20日(金)。
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入院生活:後半編!!

2018年4月4日(水)~4月6日(金)までのこと。
さて、今回のこの入院生活の後半編。
前にも述べたが、今回は短い期間の入院ということになりそうなこと、また正式な病名がはっきりとしないとはいえ、順調に回復の状況にあるらしいこと。
まさに突然のこととはいえ、今回のケースは不幸中の幸いであったといえよう。
ただ、生涯初の入院生活での絶食体験。
これにはいささか面食らってしまった。
でも、これも昨晩の夕食から解禁。

ただ・・・・・・・・・。
その食事がおっそろしくまずい。
その癖、ごはんが、てんこ盛りなのである。
私は、もともと病院食には期待をしていないため、どんな食事が出てきても、「まぁ、こんなものか」と、わりと適当にやり過ごせていた。
でも、今回に関しては、絶食の後ということも関係しているのかもしれないが、かなりしんどい。

この日、入院生活3日目の4月4日の朝食も同様。
野菜の煮物が薄味で、ダブダブに煮込んでいて柔すぎて、おいしくないを通りこして食感が気持ち悪い。
さらに朝から、鯖の味噌煮(缶詰)はいらない。
残念ながら、今回も完食ならず。
結構、残してしまった。

朝食の後は、職場へ状況報告の電話をする。
私の体調の現状報告と、今回についてはどうやら予定通り1週間で退院できそうなこと、おそらく来週月曜日から通常出勤できるのではないかというところまでを伝達した。

すると、その後は急にやることがなくなってしまった。
もう、点滴もしていないため、看護師さんもほとんど来てくれず、なんだか放置され放題。
何だかわからないまま、ブラブラ、ゴロゴロしているうちに昼食の時間。
う~ん、どうも私の入院生活って、ウンウン苦しんでベッドに縛り付けられるというよりは、こういうモタッとした生活パターンが多いみたい。

お昼のメニューも、見ただけでがっくり。
まともなのはサラダとフルーツのキウイくらいのモノで、後はとても食欲がわくものではない。
こちらもおざなりに食べて、食事は終了。

午後も、何にも変わりはなく、体調的にもまったく困っていることはない。
これが、仕事に出たらきっと何かあるのかもしれないけれども、少なくともこの病室にいる分には、まったくの健康状態といってもいいのかもしれない。
ただ、体のかゆみはまだ止まらない。

この日は、M医師も看護師さんも、ホントにまったく顔を出さずに夕方を迎える。
そして、さらなる夕食のごちそう?を前にして、ほぼ一日の流れが終了。
食後に家内がやってきて、少しばかり梅干し等のごはんのお供をこっそりと持ってきてくれた。
確かに、肝臓の負担をかけないように・・・・・という配慮なのかもしれないけれども、食べれなければ食事としての意味もないであろう。
摂取量は自己管理で加減をするとして、明日からの食事について、少しはなんとかなりそうかというところ。

一夜明けて、4月5日の木曜日。
予定では、今日、血液検査を行い、その結果を見てなにやら判定をするということは既に聞いていた。
朝の検温の時にさっそく採血をしていった。
後は、私は何をするでもない、またいつものだらけた日常の始まりである。
この日の朝食も、もう記述するのもイヤになるような素晴らしいメニュー。
ただ、昨日、家内が持ってきてくれた、ごはんのお供を武器になんとかそれらしく平らげる。
当然ながら?メインの惣菜はほとんど手つかずで残している。

食後はまたまた暇。
昨夜はなぜかあまり良く眠れなかったため、適当なところで昼寝を決め込むとしよう。
なまじ、体が順調なため、入院の必然性を感じないまま(少なくとも今は)、ウダウダと過ごすのは、これはこれで結構ツライものがある。
何の生産性もない、無為な時間を過ごしているうちにあっという間にお昼。

で・・・・・・。
この日のお昼は、ごはんではなくおそば!!
実は、このメニューはちょっとばかり楽しみにしていたところ。
なぜかというと、こういうメニューなら常食と制限食の違いもないだろうし、なにより、ごはんよりはツルツルと食べやすい。
そして、昨年の一か月入院の時にも食べた記憶もあり、もちろん、すばらしくおいしいくもないものの、そこそこ、こういう場所的には満足できた記憶もある。

ところが・・・・・・。
今回は最悪・・・・・。
もう、そばが延びきってベロベロの状態。
とても、そばとは理解しがたい謎の食べ物に成り下がっていた。
これは、昨年の実績から考えて、調理担当の腕が落ちているのか、人手不足でやっつけ仕事になってしまっているのか?というところ。
もう、泣きそう・・・・・・。

今回の入院生活の特に後半は、身体的にまったく問題もなく、極めて暇なため、もう食事にいちゃもんをつけるしかない。
まぁ、それはそれでいいことなのかもしれないが、なんだか侘しさで一杯なのも事実。
看護師さんも、朝と昼の検温くらいで、まったく顔を出さない。
だから、「本日の担当です!!」って言われても、まったく頭に残らないのだ。
お忙しい方たちなので、仕方がないのだけれども、私的には昨年とってもお世話になった看護師さん達と出会えたら、また改めて、お礼もお伝えしたかったところでもある。

などと、考えながら、お昼寝モードに突入し、うたた寝状態のところにM医師が登場。
まぁ、今回の診立てとしては前から言っていることと変わりはないのだが、明日退院ということを申し伝えられる。
これは、やっぱり私も何度入院していても、この退院を告げられる瞬間というのは、ただただ単純にうれしい。
やった!!
これで、この病室や、あの食事からも解放される。
特に退院にあたって、新たな薬の服用や、日常の過ごし方への注意もなく、淡々と事務的に退院を告げられ、私はもちろん快諾という流れで対面は終了。
相変わらず、言うことだけ言ったら、とっとと帰って行くM医師。
この医師から、おめでとうとか、よかったですね、という言葉は一度も聞いたことがない

ある意味、面白い人だ。

まぁ、それはいい。
さっそく家内のLineに連絡。
家内も、今回は本当に短くてよかったと喜ぶ。
今晩は最後の夜になるので、なにかいるものはないかと聞かれたが、それは逆で、明日退院の時に一度に荷物を搬出するのは大変なので、今日のうちにもう不要のものは持って帰って欲しいと依頼。
家内が来るまでに、私は、その荷物の仕分けを行う。
やることが明確になると、体はもっと元気になった気がする。

この後の夕食も、これまた酷かったが、明日からこれも解放されるとわかっているので、難なく食事を完了。
家内がやって来たので、明日からどこに何を食べに行こうか?と密談。
この入院前には食欲がガクンと落ちていたので、そこまで回復するのかどうかはわからないが、希望はしっかりと持とうということに。
こうして、この日の夜は無事終了。

4月6日の金曜日。
この日の朝のうちに退院手続きと会計を済ませて無事退院完了。
最後の朝食は、納豆だったので、これは難なく食べることができた。
家に帰って、また5日ぶりのワンコ達と対面。
やはり、家からいつもいる人間が一人減るだけで、相当にワンコ達も堪えるみたい。
これ、ホントに私に何かあったらどうなるんだろうと心配になる。

まずは、荷物を紐解き落ち着いたところで、職場に無事退院の報告。
この後、土日を含めて静養し、何事も無ければ月曜から通常出勤とお伝えする。
さぁ、この後は、今度は自宅でゴロゴロだ。
同じゴロゴロするのも自宅だと断然リラックス度合いが違う。
取りあえず、今日は家内もすぐに職場に戻って行ったし、このまま私はダラダラしようと思う。
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入院生活:前半編!!

2018年4月2日(月)~4月3日(火)のこと。
今回の入院は1週間くらいとは言われていたものの、実際には4月6日(金)に退院することとなる。
実質的には4泊5日という期間。
そのため、今回のこの入院のことは、この病院滞在としての、この正味4日間の様子を前半部・後半部とに分けてまとめてみたい。
今回は、その入院当日から2日目までの前半部。

入院決定までの当日の様子は前の投稿で記載した通り。
実際の治療については、病室で落ち着いたらすぐに点滴の嵐。
ひとつひとつは覚えていないが、退院した時に渡されたお薬手帳には、

・ビーフリード輸液(1L)
・スルペラゾン静注用1g 生食100mL
・強力材ミノファーゲンシー静注20mL
・ミラクリッド 注射液5万単位
・ヘパリンNa注1万単位/10mL
・ヒューマリンR注100単位/mL


というのが記載されていた。
もっとも、この4日間の入院期間中のすべての投薬の一覧だと思われるのだが、実際にはこの入院前半部にほとんど投与が集中していたため、おそらくこんなのが、とっかえひっかえ私の体内に入れられていたのであろう。

入院初日の時点では、もう既に痛みもなく、ただ食欲がないということと、やはり体のだるさは少しばかり残っていた。
ただ、病院へ入院したということでの安心感もあるのか、病室に入るとこのだるさはいつの間にか消えてしまったから不思議。
そして、絶食の開始。
私としては初めての絶食。
食欲がない状態とは言いつつも、それなりに辛いのかな?とは思ったものの、栄養剤の点滴があるせいなのか意外となんともない。
しかし、食事のアナウンスが館内に流れても、自分には関係ないという感覚が手持無沙汰というか、なんともな物悲しさを感じる。

でも、食事も間食もダメだけど、コーヒーはOKとのことで、自販機のコーヒーを買って、口淋しさを紛らわすことに。
そして、夕方頃にはやっと色のきれいな普通の尿が出てくるようになった。
けれど、体のかゆみは全身のあちこちに、まだ残っていて、家内にこっちに来る時に孫の手を持ってきてもらうように依頼。
夕方、家内がやってきて孫の手をゲット。
これで、少しは楽になるかな?
こうして、入院初日の怒涛の一日は終了。

2日目の4月3日の火曜日
普通に目覚める。
体調的には、やはり若干のけだるさはあるものの、体のかゆみ以外、特に変化はなし。
当然ながら、朝食は無し。
空腹感の辛さはこれっぽっちもないので、いいといえばいいのだけれども、昨日と同様手持無沙汰のやるせなさ感はやはり否めない。

起床後は何をするわけでもなく、PCをいじったり、スマホをベットの上でゴロゴロしながら見ていたりと無為な時間を過ごす。
すると、テレビニュースで、こちらの地元では結構有名なラジオパ-ソナリティの訃報が流れた。
日ごろ元気の塊みたいな人だっただけに、意外な結果に正直、衝撃を受けた。
かなり個性の強い人なのでアンチも多いのだけれど、道民ではこの人の存在を知らぬ人はいないというほどの人。
私も、崇拝するほどのファンでもなんでもないのだけれど、時々、この人の発言には耳を傾ける価値のあることが多いことも認めてもいた。
先日の山下弘子さんといい、この人の訃報も、自分の今の状況が状況だけに、普段、あまり周りの出来事に動じない私が、いくばくかの動揺が沸き起こったのも事実。
昨今、色んな有名人の方も、不幸にもお亡くなりになってはいるけれど、私としてはそれほど、そのお一人お一人のとの親近感も強くはなかった。
しかし、このお二方の訃報は、まったく別格である。
さっそく、家内にもラインで知らせると、家内もかなり驚いていて、さっそく会社の人達に知らせるとのこと。

そうこうしているうちに、看護師さんから、本日予定していたMRI検査で呼ばれる。
MRI検査はこの病棟ではなく、隣の外来病棟で実施するため、近い距離だけれど車で連れて行ってもらうことに。
すると、運転手さんは、ラジオのニュースで、財務省関係のまたもや新しい不祥事が発覚したことを受け、「この国はどうなるんでしょうねぇ・・・・・」とボヤく。
私の個別事情なんかとはまったく関係なく、良きにせよ悪しきにせよ、やはり世の中は常に動いている。
このMRI検査が終わると、エコー検査も行うということで、続けて検査室に入る。

無事、MRIもエコー検査も終了し、午後はまたしてもコーヒーを飲んでやり過ごす。
さすがに、絶食2日目(厳密には日曜の朝からはまともなものは食べていない)ともなると、そろそろ食べ物が恋しくなってきた。
ただ、不思議なのは空腹だからなのではない。
生活慣習として、いつもなら当然の食事という行為がないということに、いい加減、辟易感も出てきたということのよう。

すると、M医師が病室にやってきて、今日のMRIとエコー検査の結果を伝えてくれる。
結果としては、MRIもエコーにも問題らしい問題は見つからず。
やはり、考えられるのは、胆管に石か泥みたいなものが詰まっていたのではないのかということ。
そして、痛みも一時的であったことを考えると、今は流れてしまっているのではなかろうか・・・・・・
という見解を示してくれた。
しかし、M医師の言う、直接的には癌とは関係ないとは言いつつも、私個人としては、何らかの因果関係がないはずはなかろうと思うところ。
確かに、今回の腹痛の直接原因ではないのかもしれないけれど、私の胆管や肝臓が正常であれば、こうはならなかったのでは?とも思てしまう。
なんだかんだで、遠因となっているのではないかと、私は勝手に理解することとした。

さらに血液検査の結果も良くなっているので、今晩から食事はOKとのこと。
ただし、間食はダメと、念を押される。
とりあえず明日も同じ点滴をして、明後日の木曜日に血液検査をし、また判断したいとのこと。
これは・・・・・。
なんとなくだが、入院2日目にして、早くも退院は近いかもと直感する。

そして・・・・・・・。
夕食時間に、私の食事が届いた。
おぉ・・・・・・・。
久しぶりの食事である。
ただ、目と頭では食べ物を前に浮足立ってもいるけれど、肝心のお腹の方はどうなのだろう。
ずっと、まともに胃に物が入っていなかったため、胃袋も小さくなっちゃっているのではなかろうか。

おそるおそる箸を付けて、口に含んで飲みこんでみる。
うん、なんとかなりそう・・・・・・。
しかし、恐ろしくおいしくない食事だ。
ここの病院の食事は私の経験上、他の病院食よりは数段よかったはず。
でも、今日のは何だこれは・・・・・・。
私の体調の問題なのか・・・・・・。

よくよくメニューの構成を見ると、どうやら常食ではなさそう。
何がしかの制限食として出されているようにも見える。
問題がないとはいえ、肝臓の負担を抑えるため、味付けはすべて極薄、油ものが一切ない、超・精進料理のようなメニュー構成。
また、味付けがない分、素材の味が楽しめるかというと、勘違いをしてはいけない。
ここは、料亭ではないのだ。
時間に追われて大量生産をしている環境の中で、そんな願望はもはや世迷言に過ぎないということはすぐに理解できた。
だが、そんな状況なのに、ご飯の量は多いのだ。

私はこの味付けと、久しぶりの胃袋の運動量を考え、食べられるところまで食べ、およそ1/3ほど残してしまった。
久しぶりに食事がまともに摂れるのはありがたかったけれども、こういう食事なら、贅沢も言えないのはわかるけれど、あんまり歓迎できないのが本音。
今回は間食は禁じられているし、どうしようか・・・・・・。
後で家内に愚痴って、相談しよう。
すると、何か問題のなさそうなご飯のお供を、こっそり持ってこようかということで、一応、この件は落着。
今回は入院2日目で、すぐに状況が見えてきたので、前回の入院ほどのストレスはない。
こうして入院生活の前半部が終わる。
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プロフィール

North Wind

Author:North Wind
生年月日:1962年2月21日
性別:男
家族:妻、息子(独立済み)、わんこ(パピヨン2頭)
北海道札幌市在住

2015年12月21日。
年末の慌ただしい中、肝内胆管細胞がん(胆のうがん)、肝臓に10cm大の腫瘍、リンパ節転移、肺転移によりステージⅣと診断されました。
手術、放射線治療は不可とのことで、余命3ヶ月~半年との宣告を受ける。

しかし、2018年現在・・・・・。
抗癌剤治療にて仕事も、なんとか正常に継続し、今のところ生存しています。

追記1:2018.6.29
ここまで順調に癌の進行を抑えていましたが、とうとう腫瘍マーカーの急上昇、肺転移、肝臓中心部にも新たな腫瘍が発見されました。
最後の手段だった内服の抗癌剤の効果なしと判断され、もはや打つ手はなしと宣告されました。


追記2:2019.2.18
色々と手を尽くしてきましたが、いよいよもって『終わりの始まり編』に入ってきたようです。
大変、悔しく、断腸の想いでもありましたが仕事も退職しました。
これから、どんどん衰弱は進むでしょうが、最後の最後までこのブログは続けていこうと思っています。


どこまでできるかわかりませんが、癌と共に生きる、そして働くということ、癌になってわかったこと、学んだこと、そして私の生き様を記録に残していきたいと思います。

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