放射線治療(肺)最終日!!

2018年9月12日(水)のこと。
本日、いよいよ肺の放射線治療の最終日。
そしてTG医師の診察。

まずは、最後の肺の放射線治療。
治療自体はいつもと何も変わらず。
終了後、技師さんからは「どうもお疲れ様でした~」との声がかかる。
そして私も、まだまだ今後のこともあるため、丁重に返礼。

この技師さんも、私とほぼ同年代くらいの男性で、非常に気さくな人で治療期間中も色々と気を使ってくれた人。
この15回の治療期間中、色々なアクシデントが起こったが、この人との時々する世間話が、結構、楽しかった。
また、TG医師の診察室詰めの看護師さんたちが、シフト制なのか、ほぼ一週間毎に交代でこの部屋付の担当になる。
だからちょうど、気心も知れてきたところで、これで終わりとなると何だかこれはこれで物寂しい。
しかし、おそらく来週から、今度は肝臓の30回コースという長丁場で、再びお世話になる。
取りあえず、一区切りということで、今日はいったん締めくくる。

そして、TG医師との診察。
まずは、肺への治療効果について。
「今日の時点では、まだ腫瘍が残っていますが、これからどんどん小さくなっていき、最終的には消えると思います」とのこと。
どうも、私の肺の腫瘍への放射線は効きが良いみたいで、開始直後から予想以上に小さくなっていったらしい。

ただ・・・・・・・。
放射線を当てたところには、確かに効果が現われた。
しかし、私の肺には他にも腫瘍が何個も現れてきているとのこと。
CT画像を見せられ、確かに腫瘍とおぼしきものが無数にポツポツと画像で確認できる。
その中で一番大きいのが、今回のターゲット。
そして、それより、ひと回り、ふた回りぐらい小さいのが2~3個確認できる。
他に細かいのが無数に散らばっている。
これを見る限り、私の肺は癌に侵食されきっている感じ。
おそらく、これだけ治療しても腫瘍マーカーの数値が上がりつづけているのは、多分、このせいとのことらしい


なるほど・・・・・・。
やはりイタチごっこか・・・・・・。

全身に癌が廻ってしまっている状況では、打つ手はないと言っていた、KY病院のM医師の言葉には確かに間違いはなかったようだ。
でも、TG医師、この状況にまったく動じている様子はない
「これらの転移部は、また後で考えていきましょう・・・・・」と、まだまだ戦闘態勢を緩める気はないようだ。
この力強い言葉に、私の気持ちは大きく震える・・・・・・・。

それよりも、次の攻撃目標の肝臓部の放射線について。
またしても、今回は肝臓部の治療説明と同意書を兼ねた用紙が提示された。

今回、記載された内容は以下の通り。

・病名:胆嚢癌、肝浸潤
・治療部位:肝門部
・治療目的:腫瘍縮小
・放射線治療法:VMAT
 平成30年9月18日~平成30年10月31日 週5回、計30回 総線量60.0Gy
・期待される効果:局所制御


とある。
そして、副作用のところでは・・・・・。

・皮膚:発赤・ただれ(急性・晩期)
・十二指腸・大腸・小腸:腹痛、下痢(急性)
・肝臓:肝機能異常、倦怠感(急性・晩期)、肝不全(晩期)
・胆のう・胆管:黄疸・胆道感染症(急性)
・その他:組織修復低下(急性)


急性:急性有害事象(~3か月):発生率は高いが、治癒しやすい
晩期:晩期有害事象(3か月~):発生は稀だが、治癒しにくい


ということ。
なるほど、なんとなくこれを見ただけでも、素人ながらTG医師が慎重になるのもわかる。
肺の時とは、確かにえらい違いである。
特に副作用のところは、なんだか怖い感じもする。
ただ、TG医師としては、肝機能異常とか肝不全は、滅多にないことと考えているとのこと。

まぁ、私としては、少しドキッとしたが、まったく躊躇はない。
即座に、承諾のサイン。

そして、治療法、目的や効果について注目すると、肺の時とはやはり微妙に違う。
TG医師からは、口頭で丁寧に説明を受けてはいたが、書面で見るとまた違った感じがする。
特に治療法は、今回は3D-CRTというのはやらないみたい。
私には、なんのことだかわからないが、とにかく照射するターゲット以外を傷つけないように、一回の照射は肺の時よりは軽く、そのかわり治療回数を多くとるという方針のよう。

とにかく、肝臓の放射線治療の詳細が決まった。
TG医師からも、「今日の分までは、お疲れ様でした、また、来週から始まりますので週末はゆっくりとお休みください」との言葉。
来週、9月18日(火)から開始するので、一応、明日から5日間の休息期間があるというわけ。
とにかく一息つける。
あの、朝のラッシュと試練の階段!!からは、しばしの解放。
これは、少しうれしい。

で・・・・・・・・・。
とりあえずは、今後の方向が確定したことで病院を後にし、仕事を終えて帰宅した後・・・・・・。
やはり、度々話題に出ていた、腫瘍マーカーの上昇は気になる。
この腫瘍マーカーに関してだけ言えば、どこの病院のどの医師も、あまり細かくは言ってくれない。
それは、KY病院のM医師も、HW病院のA医師も、ここのTG医師も同様。
おそらく、あまり患者が数値に敏感になって、神経質に数字を追いかけるようにならないようにという配慮からなのだろうか。
でも、いくら参考値とはいえ、度々指標として使われている以上、やっぱり気になるというもの。

そこで私は、今まで度々(非定期に)もらっている血液検査の記録から、腫瘍マーカーの数値を拾って、病気発症の頃の測定を開始した2016(平成28)年の1月から、ここ最近までの私が入手できている分でのデータにおいての変移状況をグラフ化してみた。
それが以下。
かなり間延びした大きなU字型を示している。












元々、腫瘍マ-カーを一番最初に測定したのは、最初に診てもらっているKY病院。
この時は、CA19-9とCEAという数値を見ていた。(数値の詳細については、前の投稿を参照)
でも、ここのTS病院はCEAしか測定していないようで、グラフはそれに合わせて、CEAのみのグラフとしてみた。
そして、この数値は時期によっては、測定した病院が違う。
こういうデータは採血結果もそうだが、微妙に病院によっては違うもの。
しかし、私の手元には、一つの病院からだけのデータが集約されているわけではないので、とにかく各病院から収集したあるだけのデータを時系列に並べている。
そのため、元データの精度としては、それほど安定している数値ではない。

でも、参考値としては、大変、興味深いものとなった。
このCEAの一般的な正常値は0~5と言われている。
こう見ると、病気発症の頃の数値は驚異的に悪い状態で、これならば、最初のT病院のKM医師、KY病院のM医師の反応も理解できる。
そして、ここ最近のこのTS病院で8/27に測定したデータは、まさに、その頃に迫る勢いで上昇しているのがわかる。
グラフ化したデータを眺めていると、今まで私がこのブログ内で長々と書き連ねていた内容とピッタリ一致する。

最初の頃に一気に下がったのは、あの点滴の抗がん剤(シスプラチンゲムシタビン)によるもの。
その後は、しばらく平穏な日々が続いたが、昨年の7月にあの間質性肺炎を起こし、点滴の抗がん剤を中止。
すると、9月、10月頃に、グラフで見るとわずかであるものの、数値の上昇の兆しが見えてくる。
あのKY病院のM医師から、「これから悪くなっていきます・・・・・」と告げられた頃。

そして標準治療としては最後の選択、内服の抗がん剤エスワンタイホウティーエスワン)の服用により再び下降したが、今年の4月に、またまた上昇の兆しを見せて現在に至るということ。

まぁ・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・。
数値だけ見ると、絶望的ですな・・・・・・・・・。
やはり、この先待っているのは、残されたたった一つの結論しかないということか・・・・・・。

でも、私は私自身の体と精神を信じることとしよう。
腫瘍マーカーはあくまでも参考値。
今はTG医師もがんばってくれている
ここの病院の、関係するスタッフさん達総員の心のこもった手厚い援助も受けている

何より、私の気力体力は、まだまだ衰えていない。
こと、ここに至った今でも、相変わらず、まったくもって、私のメンタル面は微動だにしていない。
それは、人間である以上、突発的なアクシデントには驚くし悩みもするし、世の中の見え方、人生についての考え方がガラリと変わる瞬間はある。
でも、落ち込んだり、ふさぎ込んだりとか、この病気の発症以来ずっと、余命を宣告されていながらも、特段にネガティブ思考に走ったりということが、微塵もない。
私がこんなに鋼(はがね)のメンタルを持っていたとは、自分でも露とも思っていなかったのだが、天性の楽天思考なのか、どうやらこの気性というか性格が、実は私の最大の武器なのかもしれない。

しばしの休息の後、放射線治療の第二弾、肝臓編が来週から、また幕をあける。
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No title

すごく月並みな言葉で申し訳ないのですが。

負けないでください!がんばってください!!

No title

まりん様
いつもありがとうございます。
とってもうれしいです。

今、投稿しているのは9月分で、もう少しでリアルタイムに追い着くと思います。
こうして投稿が続けられているということは、とりあえず今は、まだ私は大丈夫です。
仕事も、まったく通常状態と遜色なくできています。

ブログ内では、結構、強がっている部分もありますが、こうして投稿を続けながら気持ちを整理しているというのもあるみたいです。
私は闘病も、仕事も、投稿もやれることをやり続けるのみです。
プロフィール

North Wind

Author:North Wind
生年月日:1962年2月21日
性別:男
家族:妻、息子(独立済み)、わんこ(パピヨン2頭)
北海道札幌市在住

2015年12月21日。
年末の慌ただしい中、肝内胆管細胞がん(胆のうがん)、肝臓に10cm大の腫瘍、リンパ節転移、肺転移によりステージⅣと診断されました。
手術、放射線治療は不可とのことで、余命3ヶ月~半年との宣告を受ける。

しかし、2018年現在・・・・・。
抗癌剤治療にて仕事も、なんとか正常に継続し、今のところ生存しています。

追記1:2018.6.29
ここまで順調に癌の進行を抑えていましたが、とうとう腫瘍マーカーの急上昇、肺転移、肝臓中心部にも新たな腫瘍が発見されました。
最後の手段だった内服の抗癌剤の効果なしと判断され、もはや打つ手はなしと宣告されました。


追記2:2019.2.18
色々と手を尽くしてきましたが、いよいよもって『終わりの始まり編』に入ってきたようです。
大変、悔しく、断腸の想いでもありましたが仕事も退職しました。
これから、どんどん衰弱は進むでしょうが、最後の最後までこのブログは続けていこうと思っています。


どこまでできるかわかりませんが、癌と共に生きる、そして働くということ、癌になってわかったこと、学んだこと、そして私の生き様を記録に残していきたいと思います。

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