丸山ワクチンプロジェクト始動!!

2018年11月10日(土)のこと。
放射線治療終了後の倦怠感ダメージが完全になくなったわけではないが、ここ最近では、日常生活内でツラさを感じることはほとんどなくなったきた。
やはり、癌そのものの悪さというよりは、治療の副作用だったということのようだ。
治療が終われば治まって行くというTG医師の言葉通り。

さて、今日は温熱療法でお世話になっているHW病院での診察日。
通常、ここの定期健診は一か月に一回程度なのだが、新しくKS医師が担当になったということと、前回、治験の引き受けを依頼していたということもあるせいか、2週間後の今日、この日に診察日が設定されている。

今日の主題は、その丸山ワクチンの治験引き受け可否の検討結果をうかがうこと。
まず、KS医師との対面。
すると、「この間の、丸山ワクチンの話ですが・・・・・」と、いきなりの直球。
もともと、私も家内も、正直なところあまり期待もしておらず、実際には、近場での小規模クリニックに軒並み依頼をしていこうかとも思っていたところ。
しかし、「結論から申し上げると、お引き受けしましょう・・・・・」とのお返事。
一瞬にして、私も家内も目を丸くして固まった。
こんなに早く、引き受け先が見つかるとは思わなかった。
しかも、ここのHW病院で・・・・と。

「実は、色々と喧々諤々と院内で議論もあったのですが、最終的にはお引き受けすることにしました・・・・」と、言葉が続く。
なるほど、やはり簡単ではなかったようだ。
しみじみと、またしても感激と感謝の念がこみ上がってくる。
私も家内も、とにかく「ありがとうございます」と、丁重に頭を下げるのみ。
しばし、それ以上の言葉がでてこない。

正直なところ、ここで引き受けてもらえるとは露ほどにも思っていなかった。
取りあえず、あちこちへの依頼の手始めに、というところの認識でお願いをしてみたということ。
実際、このHW病院は温熱療法のスタッフさん達や看護師さん達の対応は丁寧だが、一部の医師には信じられないほど態度が横柄な人がいたり、特に、病棟と事務の連絡連携がとにかく酷く、不満の多いところでもある。
これについては、今までにも何度か述べていた通り。
しかし、病院全体の医療への取り組み姿勢と、そのこととはまったく別なことということなのだろうか。

とにかく、この件については本当に感謝の念しかない。
私と家内の頭は、ひたすら下がったままである。

少し話はそれるが、どうして、この丸山ワクチンの治験を引き受ける病院を探すのが難しいのかということに少しだけ触れてみたい。
基本的には厚生労働省が正式に認可している薬ではないため、保険医療の適用外であり、病院としては手間の割には大した収益にならないということ。
もうひとつは、丸山ワクチンに積極的にかかわっていくということが医学界の主流からはずれてしまうという観念があるらしいこと。
KY病院のM医師が典型的な例であろうか。
それが病院全体の経営方針ということもあるだろうし、医師個人の見解として学会等で睨まれてしまうからとか、単に丸山ワクチンへの勉強不足ということもあるのかもしれない。
とにかく、一般的に丸山ワクチンを希望する人は、まずこの壁にぶち当たるようなのだ。
それを私は、初っ端から無事にクリアできたということ。
これは、本当に喜ばしいことである。

そして、KS医師からは、やはり自由診療であるため、保険診療内の温熱療法の治療日と同日にはできないこと、週3回位の注射を打つことでの通院になること等の説明がなされる。
また、「日本医科大学付属病院への手続き的なことは、何でもしますので気軽に言ってください」とのことも。
そして、診察室を出た後は、看護師さんからも細かな説明がなされる。
大体はKS医師からの説明とかぶるのだが、最後に、やはり、このことはオープンに引き受けていることでもないため、「あまり大きく広めないでいただけたら・・・」と、やんわりと申し付け加えられた。
そのため、このブログ内でも、今後はこの丸山ワクチンの治療に関する時は、ここの病院のことをX病院と呼称して使い分けることにする。

そして、その後、事務長も挨拶に見えられ、今後の治療のこと、費用について、およそ1回当たり1,900円くらいの自己負担になるということの説明を受ける。
保険適用外とはいえ、1,900程度で済むとは・・・・・・。
これにはびっくり。
ネットの情報によると、やはり病院側としての収益にならないため、10,000円単位でふっかけられるところもあるという情報を目にしていた。
ここが良心的でよかった・・・・・・・・。

色々と窮地に立たされているようでも、やってみると、それなりに活路は見いだされるものということを、今回も改めて実感する。
またここでも、故人となった山下弘子氏の言う患者力という言葉が思い出された。
私は、この言葉をもう少し細かく解説すると、その要諦はやはり情報の収集力と、ほんの少しの勇気と行動力にあると思うのだ。
もちろん、情報は何でもかんでも鵜のみにしてはダメで、正しい情報を見定めなければならない。
では、どうやって正しい情報かどうかを見定めるか・・・・・・。
それには、やはりまずは、よくも悪くも数多くの情報に触れるしかない。
そして、最後の見極めの基準は、その情報の分析力。
これはもう、心眼をもって道理に照らすしかないと思う。
ここが、ほんの少しの勇気が必要だという私の見解。
なんだか、私も悟りの境地に入って行くようである。
まぁ、でも、よくよく考えるとそれもそうだろう。
たまたま、今がなんとかなっているだけで、私は元々、何度も余命を宣告されて、命と直面する毎日を送っている身なのだ。

さてさて・・・・・・。
それはそうと、ちょっとこれから忙しくなる。
できれば今週末にでも東京行きを実現させたいところ。
さっそく、各種申請書類の準備(専用サイトからダウンロード)と、宿泊先と航空券の手配に入ることにしよう。
にほんブログ村 病気ブログ 末期がんへ
にほんブログ村

テーマ : 末期がんの闘病記
ジャンル : 心と身体

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

North Wind

Author:North Wind
生年月日:1962年2月21日
性別:男
家族:妻、息子(独立済み)、わんこ(パピヨン2頭)
北海道札幌市在住

2015年12月21日。
年末の慌ただしい中、肝内胆管細胞がん(胆のうがん)、肝臓に10cm大の腫瘍、リンパ節転移、肺転移によりステージⅣと診断されました。
手術、放射線治療は不可とのことで、余命3ヶ月~半年との宣告を受ける。

しかし、2018年現在・・・・・。
抗癌剤治療にて仕事も、なんとか正常に継続し、今のところ生存しています。

追記1:2018.6.29
ここまで順調に癌の進行を抑えていましたが、とうとう腫瘍マーカーの急上昇、肺転移、肝臓中心部にも新たな腫瘍が発見されました。
最後の手段だった内服の抗癌剤の効果なしと判断され、もはや打つ手はなしと宣告されました。


追記2:2019.2.18
色々と手を尽くしてきましたが、いよいよもって『終わりの始まり編』に入ってきたようです。
大変、悔しく、断腸の想いでもありましたが仕事も退職しました。
これから、どんどん衰弱は進むでしょうが、最後の最後までこのブログは続けていこうと思っています。


どこまでできるかわかりませんが、癌と共に生きる、そして働くということ、癌になってわかったこと、学んだこと、そして私の生き様を記録に残していきたいと思います。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR