そして入院へ・・

2019/1/29(火) 思いもよらないことが・・・

ここ最近食欲はかなり低下した。仕事には行けそうな感じはするが、家内の強い勧めもあり、KY病院へ行くことに。主治医のM医師が診察することになった。数日前のTS病院の診断結果を伝え、体のかゆみや尿の色、食欲不振や体重減少を私から説明した。
すると、M医師は私の目をのぞきこみ、¨少し黄疸が出ている¨と話す。
急遽、採血とCT画像を撮ることに
した。

CT室の前で職場に連絡。
ここ最近の体調不良のために病院に来ていること、そして最悪、入院の可能性があることを伝える。
職場にはまた急なことでまた迷惑をかけることになろう、これは大変申し訳ない、何度こんな思いに駆られたことか...

間もなく検査結果がでた。採血とCT画像から、やはり肝臓の数値が悪くなっていることが判明した。
そして、入院の必要性を申し伝えられる。
このまま、すぐにでもという空気だったがそこは、一旦家に戻り、準備を行うことにした。
やはり、TS病院から言われた通り、胆管のつまりがあると思われる。
なるほど先週、あのTG先生のいつにない煮え切らない雰囲気はわかるような気がしてきた。
そういう意味では、今日病院にきて大正解だったのかもしれない。
入院期間を問うと、最低でも一週間は必要とのこと。
外出という扱いで家に帰り入院準備を行ない、一時間ほどで、終了し病院へ戻った。

病室に戻って間もなく担当の看護師さんがきた。
この看護師さん、どう考えても患者への対応が変である。
普通の人が聞いてこないことを聞いてくるし、聞いたその情報をM医師はとっくに理解している。
この人が私の発病から現在までの膨大な情報量を把握しきれるのだろうか、聞いてどうするつもりなのか、単なる興味本位なのか・・・・・・という気さえし始め少し、イラッとしてしまう。
そう思っているや否や、肝臓を保護する点滴を投与し立ち去った。

その後すぐに薬剤師さんがやってきて、薬の確認。
ここの病院に黙ってエスワンタイホウ(テイエスワン)を使用している以上、お薬手帳はあえて持ってこなかった。
この薬剤師さんには、最近の私の状況を伝えた。¨今、HW病院で丸山ワクチンを打っていること、入院中はここで打ってもらえないか¨をお願いしてみた。内心私は断られるかと思いきや「この病院で過去にワクチンを接種していたという実績があるため大丈夫だと思います」とのこと。えっ?とはおもったもののさっきの変な看護師さんにはこういう話は頼みにくいので、とりあえずホッと一安心。

間もなくM医師が再び現れて、今後の予定を口にする。
夕方16:00からMRIの検査を実施し、この結果により、今後の具体的な治療の方向性が示唆される。

そして検査後夕方にその結果をM医師から家内と聞くことにした。
正直いい話ではないだろうと、ある程度は覚悟していたが・・・。
もう、何度も何度もこのブログ内で表明しているが、ここまで来ていること自体が奇跡なのだ。

さて、CTの画像とMRIの画像を並べて説明が始まる。
やはり、肝臓部の転移は相当に激しいようだ。造影剤を使っていない撮影なので、素人目ではわかりにくいが、結構な転移と増殖の状況が見て取れる。
話は淡々と進み、やはりこの肝臓転移部分が今回の胆管のつまりを引き起こしているとのこと。
肺については、まぁ、確かに転移はあるがそれほど悪さはしていないらしい。
一部、肺炎のできかけのような傾向も見えるが、これは、今は気にするほどではないとのこと。

そしてM医師は人体の臓器のイラストを使い現在の状況を説明し始めた。
その内容は・・胆のうと肝臓を結ぶ胆管の数は人によっては差異があるが、私の場合、ほぼ全部の胆管が目詰まりを起こしており、医師関係者の世界ではそれを¨閉そく性黄疸¨といい、とりわけ現在のその状態はかなり進行しており悪い状況であるとのこと。
それは、閉塞している胆管内の全ての詰まり部分を貫通させなければならず、そしてその対策としてステントを使い、管の通りをよくする処置を行うことが一般的な例らしい。

でも、私の場合は、箇所が多すぎて、物理的に全部というのは不可能。
改めてMRIの画像をじっと見ると、確かに胆管が詰まっていて、どれもこれも影が映っていない。
さらに狭窄部手前の胆管は膨れ上がって今にも破裂しそうに写っている。

M医師の話は続く・・十二指腸や膵臓の方にメスを入れステントを設置するという方法もあるが、もしかするとこの十二指腸部も複雑に詰まっている可能性もあり、これは直接内視鏡で見てみないと何とも言えない。
またこのステントにも色々と種類があり、プラスチック製については、術後また詰まる可能性も高いが、取り換えが効く。
もうひとつの金属製ステントは、プラスチック製に比べると詰まりにくいが、一度設置すると取り換えが効かないという弱点もある。ただこれも個人差があるため、なんとも言えないとのこと。
M医師曰く、現在の私にできることは、代表的な胆管2本に着目し、臓器の機能を維持できる最低限の道筋を確保して、様子を見ていくことらしい。
そのターゲットとなる2か所の胆管部を示され、とり合えず試みるようだ。
ただ、内視鏡で観察した状態によっては、処置ができなかったり、またほかの臓器を傷つけ、処置した箇所から感染症を起こすリスクもあるとのこと。。

さらに、私の場合このままだと黄疸がどんどん進んでしまうため、すぐに明日2か所とも、処置したいところだが、あいにく私は血をサラサラにする薬を2種類飲んでいるため、休薬しても1週間はその効用は残る。
そのため、出血の伴う処置は避けねばならず、だからといって一週間もおいてしまうと、黄疸の進行が進むし、これはまた、別の問題が出てくるとのこと。

そこでとにかく緊急を要するということで、明日は出血を伴わない、胃カメラのようなものを飲み、内視鏡で、まずは1本だけステントを留置し、体調変化を確認していくことに。
そして、休薬した薬のサラサラ効果が無くなった概ね1週間後に、本格的にもう一本の胆管の処置をするという計画になった。
リスクは他にも色々あることを説明されるが、とりあえず内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)及び関連手技説明書と、承諾書に署名する。
もうこうなったら、やれること、可能性のあることに賭けるしかない。

ただこういう結論になるのなら、T病院の放射線治療も、今実施している丸山ワクチンもそれほど効果は出ていないということなのだろうか?
結果的にはM医師が家内に言った通りであるということか・・

でも私は後悔などしない。
やってみる、¨可能性に賭けてあらがってみるというプロセスが大事なのだ¨と思っている。
それは現在も過去から常に変わらない私の一つの信念である。

とにかく明日朝は軽く食べて、午後の14:00くらい開始予定。
全身麻酔ほどではないが、睡眠を伴う処置をして、手術を行うとのこと。ただ人によっては痛みが残ることもあるらしい。

医師の説明を聞いたあと病室に戻ると、またあの変な看護師さんがやって来て明日の説明を始めた。
そしてその話のついでに、あろうことか先の見えず落ち込んでいる家内に「万が一の時の準備をしていますか?」などと、聞いてきた。
??????万が一って、私が亡くなったことを前提に言っているようだ。
えっ、普通、このタイミングでこんな話題を看護師さんたる職業人が口にするだろうか?
「特に、銀行口座の暗証番号はわかるようにした方がいいですよ・・・・」とこんなことまで言いだした。
家内は追い打ちをかけられたように、ショックを受けたようである。

まぁ、さっきから話のかみ合わないことが多かった人物だが、ここまで無神経とはいくら何でも思わなかった。
さすがに私は後で、家内には、「ねっ、変な人だって言ったでしょう」とフォローするしかなかった。
例え、それが本当にそうであっても、話をするタイミングやら、立ち場やら誰が言うか、聞いた側がその状況下でどう受け取るかそんな基本的なことが、というか当たり前のことができない職業人が多いことは確かである。
ただ正直私は内心、早く別の看護師さんに変わらないかなと願うのみだった。

話題は戻り専門家たちから見ても、今回はそれほど難しい処置なのか。
成果の出ない結果があり得る確立が高いというのか、そう考えておかなければならない気がした。
とりあえず結構、軽い気分で病院に来たのだが、かなり重たい怒涛の一日になってしまった。
この病院、これで通算4度目の入院となる。

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プロフィール

North Wind

Author:North Wind
生年月日:1962年2月21日
性別:男
家族:妻、息子(独立済み)、わんこ(パピヨン2頭)
北海道札幌市在住

2015年12月21日。
年末の慌ただしい中、肝内胆管細胞がん(胆のうがん)、肝臓に10cm大の腫瘍、リンパ節転移、肺転移によりステージⅣと診断されました。
手術、放射線治療は不可とのことで、余命3ヶ月~半年との宣告を受ける。

しかし、2018年現在・・・・・。
抗癌剤治療にて仕事も、なんとか正常に継続し、今のところ生存しています。

追記1:2018.6.29
ここまで順調に癌の進行を抑えていましたが、とうとう腫瘍マーカーの急上昇、肺転移、肝臓中心部にも新たな腫瘍が発見されました。
最後の手段だった内服の抗癌剤の効果なしと判断され、もはや打つ手はなしと宣告されました。


追記2:2019.2.18
色々と手を尽くしてきましたが、いよいよもって『終わりの始まり編』に入ってきたようです。
大変、悔しく、断腸の想いでもありましたが仕事も退職しました。
これから、どんどん衰弱は進むでしょうが、最後の最後までこのブログは続けていこうと思っています。


どこまでできるかわかりませんが、癌と共に生きる、そして働くということ、癌になってわかったこと、学んだこと、そして私の生き様を記録に残していきたいと思います。

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