初めての温熱治療!!

2016.2.13(土)のこと。
昨日、日帰りでの抗がん剤を行ったばかりであるが、特にこの日は体調に問題はない。
あるとしたら、実施からの翌々日、つまり明日。
発熱があるというのが、いつものパターンである。

さて、本日はHW病院での温熱治療の初日。
なんだかよくわからないが、治療の一貫というよりも、医療制度の仕組みとして、この初回には入院が必要だということは既に述べた通り。
幸いにも1泊2日で、この週末で良いということなので、そこは救われるが、一応、余命宣告されている身としては、残された時間という観点から言うと、少しでも自由な時間を拘束されるのは、ちょっと抵抗がないわけでもない。
まぁ、でもそこは仕方がない。
効果があるのかないのか、まったくわからないが、少しでも何かの足しになればとのことでもある。
そこは割り切ろう。

病院へ到着し事務的な入院手続き。
ん・・・・・・。
KY病院と違って、結構、待たされる。
何だか段取りというものが悪そう。
10:30に来てくださいということであったが、何だか手続き的にはあまりスムーズさを感じられない。
温熱治療の開始は11:00からである。
間に合うのか?
そんなに窓口が混雑しているわけでもなかったのに、結局、病室に案内されたのは、10:50分位のこと。
そこから、病棟看護師からの挨拶や説明、書類の記載等があったり、当日担当の看護師さんが来て色々と話をしていくため、温熱治療の方にはなかなか行けない。
11:00を15分くらい過ぎた頃に、なんと温熱治療のスタッフさんが病室まで迎えに来た。
おっと、これは申し訳ない。

この状況としては、私が責任を感じることもないのだろうが、治療を受ける当事者としては、なんとも申し訳ない気持ちで一杯となる。
受付事務にしてもそうだし、ここの病棟の人たちも、今日の私のスケジュールを把握しているのだろうか?
それぞれの部署が自所の業務だけに没頭している感がある。
私はまだ病室を離れられないため、温熱治療のスタッフさんにはそのままお待ちいただくことに。
これは、本当に申し訳ない・・・・・・・。

もし、自所で時間がかかってしまうのであれば、病院側の方で、次の部署へ「少し時間がかかって遅れています・・・・」と、連携するべきではないのか?と思うところ。
こういった想いを患者側にさせるのは、どうしたものであろうか?
私は比較的、既にあちこちで病院慣れしているため、各スタッフさん達が目の回るほど忙しいということは、重々承知の上でもある。
だからこその、院内の連携システムがあるのではなかろうか?
昨日、来た時、どうもここのシステムを手掛けたSEと思われる人たちが、なにやらチェックシートのようなものを手に、院内の電子掲示モニタ等のチェックをしていて、視察らしきことをしていたのが思い出される。
ここのシステムは最近入れたばかりなのだろうか?

まぁ、いい。
とりあえず、やっと解放され温熱治療の部屋に、その待たせてしまったスタッフさんに案内されて向かうことに。
一応、私の立ち場としては、このスタッフさんに予定の時間を過ぎてしまったことを丁重に詫びる。
でも、このスタッフさん(茶髪ロングで海にいそうな女性)が、ものすごく親切。
部屋までの動線通路の説明から、治療の流れまで、私の不安を解消すべく一生懸命説明してくれる。
あ~、これはいい人に担当してもらって良かったという気に。
この治療法としては、肌を切るような外科的な治療でもないため、熱さがどの程度か?というくらいで、不安としてはそれほど心配はしていない。
でも、やっぱり最初は緊張する。

治療室に入ると、室内はエアコンが全開。
さすがに暑くなることを見越している様子。
専用の装置の治療台の上に横になり、まずは血圧測定。
これも、今後ずっと、毎度この治療のお決まりパターンとなる。
そして、病衣をまくりあげられ、腹部全般になにやらゼリーをタップリと塗りまくられる。
あまり、気持ちは良くない。
これは直接皮膚への、熱のダメージを防ぐものらしい。
そのためか、この治療後にシャワーを浴びることができる用意もあるらしい。

そして、背中の台がせりあがり、腰が持ち上げられる状態になるが、姿勢として苦しくない位置を設定。
さらに上からお腹を押し付けるように円盤状の装置が押し当てられる。
この上から押しあてられた装置には、袋状の中に水が入っているのものが取りつけられている。
この上下に、おそらく電極があり、私の内部に熱を発生させる仕組みのようなのだ。
原理としては電子レンジのようなものという説明を聞いている。

《温熱治療室入口から見た装置》《腹部にセットされた状態》

さて、準備も整い、治療開始。
スタッフさんから、「最初なので、どこまで上げられるか様子をみながら出力を上げていきますね、熱かったらすぐに言ってください!!」とのこと。
なにやらPCのキーボードをたたく音が聞こえ、「始めま~す」ということで開始されたようである。
うん。
開始早々は何も感じない。
逆に、ゼリーを塗られた腹部が気持ち悪いのと、上から押しあてられた水の入った袋状の部分からのヒンヤリ感の方が強い。
これを40分である。
さて、どうなるか・・・・・・・。

開始後5分後くらいから、少し腹部に温かさが感じられてきて、15分過ぎくらいからは、なるほど熱さが実感される。
しかし、まだ耐えられないほどではない。
その後、25分頃までは何事もなく経過。
スタッフさんも、「大丈夫なようなので、少しずつ出力を上げていきますね」とのこと。
終了、10分前ほどで、ちょっと熱さが、ホントに「熱い!!」と感じるようになってきて、スタッフさんにヘルプ。
すぐさま出力を下げてくれたが、終了間際に最高出力の一歩手前まで上げられたことを告げられる。
初回としては、なかなかいい調子と言われる。
そして無事40分が経過。
なんとか終了。

う~ん・・・・・・・・・。
確かに温泉なんかとは、まったく別物の熱さの感覚である。
治療台から降りると、足元がフラフラする。
外で待っていた家内が「どうだった!!」とさっそく問いかけてくる。
スタッフさんからも家内へ経過を説明。
このスタッフさん、再び、病室まで案内してくれるという、ホントに親切な方。
改めて、お礼と開始時間が遅れたことのお詫びを申し上げる。

病室に戻ると、担当の看護師さんが、一旦は様子を見に来てくれたが、基本、この後、退院までほとんど放っておかれる感じ。
まったくといっていいほど、看護師さんの見回りもなく(就寝時や夜中も)、私の病室に顔を出すこともなかった。
まぁ、医療制度上の入院のため、こんなものなのだろうか。
でも、一応、末期癌患者なんだからという想いもないわけでもないが、KY病院との対応には雲泥の差がある。
まぁ、私としては温熱治療後のダメージとか副作用的なものも全くないため、入院している意義をまったく感じず、ただただ時間の経過を待つことに。
家内もこの入院には心配も何もないようで、とにかく明日、早くに退院できるように病棟事務に話をつけてきたようである。
そして、このままこの病院で、非常に退屈な一夜を過ごすことに。

そうして一夜明け、朝食を終えたすぐ後に、家内がやって来て、退院を待つ。
幸いにも、病院側からも次の入院患者のこともあるためか、早くに出て行ってもらいたいという気配が感じられる。
そして、9:00ちょっと過ぎには、無事に退院。
やった、開放された・・・・・・・。
まぁ、次回からは日帰りでできるのでホッとするが、この入院は今後とも定期的にあるようなので、ちょっと今回のことを考えると憂うつでもある。

さて・・・・、この日の気分。
この温熱治療も、一昨日行った抗がん剤治療も含めて、今の私の体調としては快調である。
癌そのものの悪さも今のところは何もないようで、腹部にちょっと違和感を感じることが時々あるにはあるが、痛みなどは今のところ一切起きていない。
予定ではこの抗がん剤治療の翌々日、つまり本日、発熱が起きるはずであるが、はたしてどうか?
今のところ、体調に変化はない。
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テーマ : 末期がんの闘病記
ジャンル : 心と身体

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プロフィール

North Wind

Author:North Wind
生年月日:1962年2月21日
性別:男
家族:妻、息子(独立済み)、わんこ(パピヨン2頭)
北海道札幌市在住

2015年12月21日。
年末の慌ただしい中、肝内胆管細胞がん(胆のうがん)、肝臓に10cm大の腫瘍、リンパ節転移、肺転移によりステージⅣと診断されました。
手術、放射線治療は不可とのことで、余命3ヶ月~半年との宣告を受ける。

しかし、2018年現在・・・・・。
抗癌剤治療にて仕事も、なんとか正常に継続し、今のところ生存しています。

追記1:2018.6.29
ここまで順調に癌の進行を抑えていましたが、とうとう腫瘍マーカーの急上昇、肺転移、肝臓中心部にも新たな腫瘍が発見されました。
最後の手段だった内服の抗癌剤の効果なしと判断され、もはや打つ手はなしと宣告されました。


追記2:2019.2.18
色々と手を尽くしてきましたが、いよいよもって『終わりの始まり編』に入ってきたようです。
大変、悔しく、断腸の想いでもありましたが仕事も退職しました。
これから、どんどん衰弱は進むでしょうが、最後の最後までこのブログは続けていこうと思っています。


どこまでできるかわかりませんが、癌と共に生きる、そして働くということ、癌になってわかったこと、学んだこと、そして私の生き様を記録に残していきたいと思います。

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