この時期の私の心境!!

2016年2月上旬の頃。
ここにきて、癌に対する治療パターンが徐々に固まってきた。
シスプラチンゲムシタビンという2種類の抗がん剤を、2週間続けて1回ずつ投与、そして1週間の休薬期間を設けて、また同じように投与を繰り返すという流れ。
そして、毎週土曜日に40分の温熱治療。
いずれも、実際にどの程度効果があるのかどうかはわからない。
私には、とにかくやってみるしかないという、残された選択肢。
さらに自宅で実施している、禁酒・禁添加物といった食事・生活改善といった民間療法。
ここに至るまでは、我が家も病院側ともども、紆余曲折、色々ありながらもここまで来たという感じである。

私の心境としては、相変わらずメンタル面では落ち着いている。
特に悲観や絶望に暮れることもなく、就寝時の寝つきも良く、日々淡々と日常を過ごしている。
これは、私の癌の症状として、今のところ痛みがないというのが、もっけの幸いなのかもしれない。
この前年の暮れに、突如として末期がんを告げられて以来、単発で一時的な痛みや発熱といった症状はあったものの、恒常的に病気を意識しないですんでいる、この病状に救われているのかもしれない。
このことは、他の癌患者の皆さん方の症状と比べると、私はかなり恵まれている。
確かに窮地の状況ではあるものの、具体的な苦痛がほとんどないというこの状態には、誰のどこに感謝していいのかわからないが、もはや感謝という言葉しか見つからない。

ただ・・・・・・・・。
時々、日常のある一瞬、目の前の光景の全てが、セピア色一色に見えてしまう瞬間がある
やはり、私の身に起こっていることと、目の前を行き来する周囲の人たちと比べてしまうと、やはり私は、もうこの世界の人達とは一線を引かれているという距離を感じてしまう。
もちろん、その周囲の人たちの中にも、色々な意味で深刻な状況の人たちもたくさんいるに違いない。
でも、明日や未来が来ることが当たり前とは思えないこの心境は、やはり余命宣告という現実ありきのことなのかもしれない。

私の今は、もう何度も繰り返しているが、メンタル面は安定している。
これは、私の日常を振り返っても、疑いようがない事実。
しかし、毎朝の起床時、体に痛みなどの変化がなく無事に目覚められたことにホッと胸を撫でおろしてもいる。
そして、一週間毎に「まだ、生きていられるんだ・・・・・・、来週の今頃はどうなんだろう・・・・」とは、毎度思うこと。
主治医のM医師も私の状況を見ながら、淡々と治療を進めてはいるものの、そもそもが、実際にはいつなんどき、救急車で運ばれてもいいように体勢を整えているとは最初の頃に言っていたこと。
医療サイドの見地から、客観的に私の病状データを見ると、非常に危険で危機的状況の真っただ中にいるということには間違いがないようだ。

そのため私自身の現実的な心境としては、「この春を迎えることは不可能なのでは?」という想いがないわけでもない。
昨年見た、桜の景色が私の生涯での見納めだったのかもしれないという気もする。
今年のお正月、あの病魔の猛威現る!!の投稿対象の前日には、地元の神社にて初詣でに行っている。
これも、「私の生涯で最後のことになろうか・・・・・」と、その季節季節の風物詩全てに、「これが最後!!」という感覚が湧き上がってくる。

これは、決して心のバランスを崩してしまうというような感傷面のことではなく、あくまでも現実という逃げようのない壁なのである。
私自身、自分で言うのもなんなのだが、意外にも自分自身の精神力の強さには驚いている。
しかし、それでも、このような想いに囚われてしまうのは、生きている人間としての自然の本能によるものなのかもしれない。
とりあえず、治療のパターンがある程度決まってきたということで、私はやるべきことをやっていくしかない。
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テーマ : 末期がんの闘病記
ジャンル : 心と身体

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プロフィール

North Wind

Author:North Wind
生年月日:1962年2月21日
性別:男
家族:妻、息子(独立済み)、わんこ(パピヨン2頭)
北海道札幌市在住

2015年12月21日。
年末の慌ただしい中、肝内胆管細胞がん(胆のうがん)、肝臓に10cm大の腫瘍、リンパ節転移、肺転移によりステージⅣと診断されました。
手術、放射線治療は不可とのことで、余命3ヶ月~半年との宣告を受ける。

しかし、2018年現在・・・・・。
抗癌剤治療にて仕事も、なんとか正常に継続し、今のところ生存しています。

追記1:2018.6.29
ここまで順調に癌の進行を抑えていましたが、とうとう腫瘍マーカーの急上昇、肺転移、肝臓中心部にも新たな腫瘍が発見されました。
最後の手段だった内服の抗癌剤の効果なしと判断され、もはや打つ手はなしと宣告されました。


追記2:2019.2.18
色々と手を尽くしてきましたが、いよいよもって『終わりの始まり編』に入ってきたようです。
大変、悔しく、断腸の想いでもありましたが仕事も退職しました。
これから、どんどん衰弱は進むでしょうが、最後の最後までこのブログは続けていこうと思っています。


どこまでできるかわかりませんが、癌と共に生きる、そして働くということ、癌になってわかったこと、学んだこと、そして私の生き様を記録に残していきたいと思います。

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