抗がん剤治療に蔭りが・・・・・・

2017年6月9日のこと。
この4月より新しい職場での勤務となり、既に2カ月が経過。
正直なところ、かなり変わった所で当惑する場面も多々あるのだが、直接的な私の実務に関しては、長年にわたって携わってきただけに、まったくそれについては滞りなく順調ではある。
この職場でも、私の病状についてはちゃんと申し送りはされていて理解はされていたが、一応は私の口からもきちんとここの職員たちに説明をした。
こと私の病気に関しては、ここの新しい職員の人たちもすごく寛容に受け止めてもらえた。
私は本当に職場に恵まれている。
何度も何度も、くどいけれども感謝しかない。

抗がん剤治療日の休みについては、今までは便宜上、このブログ内では有休と称していたが、実際のところは土曜出勤の代休を使用していた。
しかし、この6月からは全体の運営方針として、土曜出勤がなくなってしまうので、文字通り本当に有休を使用していかねばならない。
もっとも、私は元々がほとんど有休を使用しない人間のため、たっぷりと有休の残日数はある。
しかし、今後何があるのかわからないため、有休消化はできるだけ控えたいとは思う。
でも、これは致し方がない。
この6月からは本当に有休を使用していくことになる。

そんな中、私の治療に変化が起きた。
それは、毎度、抗がん剤点滴の前には採血をして状態を見てから実施するかどうかを決めていくのだが、この6月9日の日。
私の腎機能の数値がやはり思わしくなく、このまま今のままの抗がん剤治療を続けていくのは危険であるというM医師の判断がなされた。
もっとも、開始早々からこの腎機能の数値については危惧されているところであったが、今までは治療には支障なしとのことで留意するだけに留まっていた。
確かに、ここ最近の採血結果を見るM医師に少し戸惑いのようなものがあったのは私も感じていた。
実際、腎機能の数値が思わしくないということは何度も言われていたし、その度に水を多く飲むこと、カリウムの摂取をできるだけ気を付けることというのは毎度の注意事項でもあった。
しかし、ここにきて、これ以上、腎機能に負担をかけるのは無理という決断をされたようである。
この腎機能への影響の原因ははっきりしている。
抗がん剤の副作用である。
抗がん剤の効用として、癌進行の抑制にはかなり有効に作用してくれていたようであるが、まさに身を切る治療という本来の抗がん剤の正体が、ここにきて現れてきたということ。

これには、私も抵抗のしようがない。
M医師の仰せの通りに頷くしかない。
対処としては、私の抗がん剤として使用していた2種類の薬のうち、シスプラチンの使用を辞めることになった。
残るはゲムシュタビン1種類の投与となる。
ちょうど、私の武器を一つ取り上げられたかっこうである。
M医師によると、今までよりは効果は落ちるという。
くやしいが、これもしょうがない。
私の実感としてはまったく体調に何か負担がかかっていたという自覚はないのだが、一応は、やはり生理検査のデータは正直であろう。
今後はこの残された武器で闘っていくしかないようである。

この処置はこの日当日から実施することとなった。
このことにより、点滴の所要時間が大幅に短縮される。
今までの実際の点滴については、先の2種類の抗癌剤のほかに、副作用防止といった事後対応の点滴も含めて2種類、計4種類を使用しおよそ4時間近く時間を要していた。
この中で、シスプラチン(点滴時間90分)という長い時間を要する点滴が取りやめることになったため、全体の時間が2時間15分とかなり短縮されることになる。
おまけに点滴当日の脱力・虚脱感の原因は、おそらくこのシスプラチンにあると思われ、この日の投与後の状態を確かめて、もしかすると、時間的にも体力面からも、この治療後に職場に出勤できるのではないかとも予想できる。

そして、この日は抗がん剤治療を終えて病院を出るまで、午前中のうちに全てが終了した。
さらに体調面は、私の予想通り、まったくけだるさも何もない。
やはり、あの投与当日の脱力・虚脱感はシスプラチンが原因だったと思われる。
さて、次回からの抗がん剤治療日は半日休にし、午後からは仕事をすることとしよう。
このことは、仕事的には都合がよくなるのだが、肝心の癌対策としては、やや不安がないわけでもない。
ここにきて、抗がん剤治療に陰りが見えてきたというところであろう・・・・・・。 にほんブログ村 病気ブログ 末期がんへ
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プロフィール

North Wind

Author:North Wind
生年月日:1962年2月21日
性別:男
家族:妻、息子(独立済み)、わんこ(パピヨン2頭)
北海道札幌市在住

2015年12月21日。
年末の慌ただしい中、肝内胆管細胞がん(胆のうがん)、肝臓に10cm大の腫瘍、リンパ節転移、肺転移によりステージⅣと診断されました。
手術、放射線治療は不可とのことで、余命3ヶ月~半年との宣告を受ける。

しかし、2018年現在・・・・・。
抗癌剤治療にて仕事も、なんとか正常に継続し、今のところ生存しています。

追記1:2018.6.29
ここまで順調に癌の進行を抑えていましたが、とうとう腫瘍マーカーの急上昇、肺転移、肝臓中心部にも新たな腫瘍が発見されました。
最後の手段だった内服の抗癌剤の効果なしと判断され、もはや打つ手はなしと宣告されました。


追記2:2019.2.18
色々と手を尽くしてきましたが、いよいよもって『終わりの始まり編』に入ってきたようです。
大変、悔しく、断腸の想いでもありましたが仕事も退職しました。
これから、どんどん衰弱は進むでしょうが、最後の最後までこのブログは続けていこうと思っています。


どこまでできるかわかりませんが、癌と共に生きる、そして働くということ、癌になってわかったこと、学んだこと、そして私の生き様を記録に残していきたいと思います。

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