私のQOL・・・・・・・

 2016年8月前後の頃のこと。
ここのところ、少しシリアスな投稿が続いているので、ここらでこの頃のユルイ話題も。
この時期確認された腫瘍マーカーの下降により、”一応”、”とりあえず”、”あくまでもこの段階では・・・・”ということでありながらも体調は好調。
このことについては、実は腫瘍マーカーの数字を見るまでもなく、少し前から薄っすらと実感もできていたため、この頃、少し食事療法も緩んできていた。

本当はきっちり続けるべきだろうけど、この好調感につられて、次第に外食の機会も増えていき、痩せた分の栄養補給をしようと、ガッチリ系の食事を一部解禁することにした。
「食べたい!!」という食欲が出てきたのである。
そこで、ここまで肉類をできるだけ避けてもいたのだが、わりと食べたい物は自由に食べるという方向に変わっていく。
もちろん、食事療法を100%放棄したわけでもないのだが、あまりコテコテの縛りを無くそうということ。

そして・・・・・・。
この年のお正月明けから、禁酒を決意したというのは、かなり前にお伝えしていたかと思う。
実はここまで、私にとっては奇跡的ともいえる禁酒が続いているのだ。
本当に一滴たりとも飲んでいない、
この病気の前までの私は結構、お酒(おもに焼酎)は、毎晩欠かさず飲んでいた。
アルコール依存症というほどまでではないと思うが、今思うと、ひょっとしたらボーダーだったのかもしれない。
お酒が飲みたいという気持ちはもちろんのことで、飲まないと眠れないという状況。
当時の私には禁酒なんてとんでもない話。
だからこそ、こんな病気を引き込んでしまったというのは、あるのかもしれない。
でも、さすがに今回のことでは、きっぱりとお酒を断っていた。
そして、この禁酒期間中は、思いのほかそれほどツライこともなく、特にお酒が欲しいと思うこともなく、飲まなくてもしっかりと眠れている。
これは、以前の私からするとちょっと考えにくく、もしかすると体自体が拒否していたのかもしれない。

しかし・・・・・・・・。
6月のとある日、国産ワインの小瓶(360ml)を購入し、小さなショットグラスで2杯ほど飲んでみた。
もちろん、肝臓の数値は確認済み。
病気発覚のきっかけこそ、肝臓の異常値から始まったわけであるが、その後すぐに肝臓は回復。
むしろ、今は腎機能の方が不安定。
でも、ここにきて体調が少し良いという実感から、飲んでみたいという欲求がポッコリ顔を出してきたのである。
これも食欲増進と同じ時期のこと。

そして、思い切ってお酒を少しだけ手にしてみた。
当然、家内は最初は渋い顔。
やはり、半年近くアルコールを遠ざけていたことから、飲むというよりはホントに恐る恐る口をつけてみたという感じ。
まるで舐めるように口に含んでみたが、小型のお猪口サイズなのに、久しぶりのお酒はじっとりと体に沁み込む。
懐かしの心地良さに包まれる中で、体調の異変は特に感じられない。

末期癌患者がアルコールを摂取するということについては、恐らく決して良いことではない。
これは百も承知。
ただ、自分なりのQOLを考えたところ、今の状態ならば、本当に微量であることと、絶対にダラダラとした常習化しないことを念頭に少量のワイン限定ということで、アルコールを摂ってみることにした。
具体的には1か月に1度という頻度から、後には少し間隔が狭まるが、量を絶対厳守するという管理のもと、ワイン限定で今も飲み続けている。
ある時、KY病院のM医師に「お酒は飲んでますか?」と聞かれた時に正直に答えたが、特に何も言われなかったので黙認してもらったと理解している。
まぁ、これで病状に何か支障があっても、これは自己責任との納得済み。

これと同じくして、甘い物も食べるようになった。
『糖分は癌のエサ』という、癌患者なら誰しも理解していることではあるが、この病気になってから時々甘いものが食べたくなる。
特にアイスクリームやらソフトクリーム、チョコレートといった類。
これについては他の患者さん達でも、よくアイスやケーキを食べるようになったという話をよく耳にする。
私についても、このことは同様の現象かと思われる。

元々、私は血糖値管理のこともあり、あまり甘いものは食べなかった。
食べなくても、なんら困らなかった。
せいぜい、夏期にたまにアイスを食べるくらいのもの。
それが、この病気になってから、能動的に食べたくなってきたのである。
これは癌が欲しがっているのであろうか?
これも、私は食べ過ぎには注意はするものの、あまり我慢はしないことにした。

おそらく、お酒のことも甘いモノのことも、ストイックに癌の闘病をしている方々からすると、私のこの判断は非難の的でもあろう。
でも、これも前の投稿でも述べている、私の癌との闘い方のテ-マである「ムキにならないこと!!」の一端ともいえるのかな。
あくまで無理のない範囲での自然体ということ。
一口に癌と言っても人それぞれで、その闘病もまたしかり。

ただ、このことはあまり他の方はマネしない方がいいし、決してお薦めはできない。
あくまでも私の闘病であり、私のQOLの考え方によるもの。
当然、何かあっても自己責任。
もはや余命宣告をされている身でもあり、体に不調を感じない限り、精神の安定を優先してみるという考え方。
しかし、反面、あまり調子に乗りすぎないように、自戒のバランスが必要であろうか。
気を付けながら、しばし、この方向で様子をみてみたい。
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テーマ : 末期がんの闘病記
ジャンル : 心と身体

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プロフィール

North Wind

Author:North Wind
生年月日:1962年2月21日
性別:男
家族:妻、息子(独立済み)、わんこ(パピヨン2頭)
北海道札幌市在住

2015年12月21日。
年末の慌ただしい中、肝内胆管細胞がん(胆のうがん)、肝臓に10cm大の腫瘍、リンパ節転移、肺転移によりステージⅣと診断されました。
手術、放射線治療は不可とのことで、余命3ヶ月~半年との宣告を受ける。

しかし、2018年現在・・・・・。
抗癌剤治療にて仕事も、なんとか正常に継続し、今のところ生存しています。

追記1:2018.6.29
ここまで順調に癌の進行を抑えていましたが、とうとう腫瘍マーカーの急上昇、肺転移、肝臓中心部にも新たな腫瘍が発見されました。
最後の手段だった内服の抗癌剤の効果なしと判断され、もはや打つ手はなしと宣告されました。


追記2:2019.2.18
色々と手を尽くしてきましたが、いよいよもって『終わりの始まり編』に入ってきたようです。
大変、悔しく、断腸の想いでもありましたが仕事も退職しました。
これから、どんどん衰弱は進むでしょうが、最後の最後までこのブログは続けていこうと思っています。


どこまでできるかわかりませんが、癌と共に生きる、そして働くということ、癌になってわかったこと、学んだこと、そして私の生き様を記録に残していきたいと思います。

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