職場異動!!

 2017年4月のこと。
実はこの時期、私には職場異動があった。
この4月からは新しい職場での勤務。
新しい職場とはいっても、今まで勤めていたビルは同じで、フロア(階)が変わっただけ。
仕事の内容も基本的に変わらず、ただ対象となるお客様が少し変わるということになる。

私の他に一緒に働いていたチーム内の3名も同時に異動があり、そのうちの1名は同じ職場へ。
他2名は、また私とは別のフロアに。
私の所属していたチームのほとんどがバラバラになった。
今までの職場には、私は4年勤務したことになる。

でも、この組織全体にお世話になってからというのは、この年で丸10年目(当時)を迎える。
その間、3か所の職場を体験してきた。
いずれの場所も私にとっては深き思い出の場所であり、私のスキルを磨く上でも、大変貴重な経験をした場所。
今度の職場もその一つになろうかということで、これで4か所目の職場。
また、新たな試練ともいうべき幾多の出来事が私を待ち受けているのであろう。

今回の異動は直接、私の病気のこととは関係がないと思われる。
この年度から、この組織自体の運営も大幅に変わり、土曜日の勤務が無くなったり、早出・遅出の勤務シフトが大きく様変わりもする。
この大きな改変の中での、職場の再構築・再編成といったところなのだろう。
でも、このことにより私の治療スケジュールにも若干の影響も出てくるであろうし、今後の通院治療計画を改めて新しい職場のスタッフにも伝えていかねばならない。
当然、前の職場から、私の病状の申し送りはされているはずである。

しかし、そもそものことでもあるが、とてもありがたいのは、この私の状態(病状・治療の都合)でありながらも、雇用の契約を破棄されずに新たに更新されたということ。
これは、私の病気発覚時に一番最初に事情を伝えた部長や、これら関係各所を管轄する所長をはじめとした、諸々の関係者の配慮とご厚意があればこそのことと思える。
これには、私は土下座もので大感謝。
今の私から、この仕事がなくなってしまうとしたら、おそらく私の死期はかなり前倒しになるであろう。
多分、精神的に死に直結する。

前にも述べたことがあるが、私はそれほど仕事漬けの真人間では決してない。
ただ、残された時間でできることとして、困っている人を助けたい、何かの役にたちたいという想いがより強くなってきているのは確か。
このことは、私自身が存在や役割を自覚したいという、ただの手前勝手な生存本能の現れなのかもしれないと思うこともある。
でも、仮にそうであっても、現実に誰かの役に立てるのであれば、それはそれで、こんな私でも生きてきた意味があったのではないかと思うことにもしている。
生きるということの真の意味は永遠に課題のままで、生きているうちに答えが見つかるべきものではないのかもしれない。

そして・・・・・・。
その、異動前の最終日。
朝礼での挨拶で、今まで抗がん剤治療のためとはいえ、ひと月に何度も金甌日に有休を使わせていただいたことや、そのことによるマンパワー不足で皆様にご負担をおかけしていたこと等、お詫びも含めて私の病状を集まった皆さんに公表した。
同じ仕事をしているチームのメンバーには、すでに知らせていたのは最初の頃に投稿していたかと思うが、フロア全体にはあれ以来、およそ1年半近くの間、ずっと私は沈黙していた。
おそらく、「なんで、こんなに休むのだろう?それも週末に?」と、言葉には出さないものの皆思っていたことであろう。
もちろん、このまま黙って去って行くのもありかとも思ったが、やはりここは最後だし、この1年半あまりの長きのことについて、一言詫びて事情を説明しておくべきであろうと私は決意した。

でも、公表はしていないとはいえ、特に口止めもしていなかったため、さすがにこれだけの月日が流れれば、ぼんやりとみんな知っているものと、私はどこかでそのようにも思っていた。
ところが、ほぼ皆さん、まったく知らなかったようで、事実を伝えるとともに、皆、驚愕というかなんとも言えない表情になり、さわやかな朝の空気の流れを一気に変えてしまった。
これはこれで、「まずかったかな?」と申し訳ないとも思ったが、いや、これはこれで私の決意と想いによるものなので致し方がないとも思い直す。
伝えることで色々な影響も起こりえるが、それに加えても、伝える責任もあると私は考える。
これも以前にも述べているが、正解がないことなのだと思う。

しかし、次の職場では闘病以外にも、またまた新しいテーマが待っていることなのかと思う。
どこへ行って、どんな働き方をしても、私の運命はそう変わらないであろう。
ただただ、私は残された時間を大事に責任を持っていくのみ。
幸いにも、まだ体も順調に動くし、頭も気力もしっかりしている。
私の底力、次の職場でもまだまだ見せられると思う。 にほんブログ村 病気ブログ 末期がんへ
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テーマ : 末期がんの闘病記
ジャンル : 心と身体

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プロフィール

North Wind

Author:North Wind
生年月日:1962年2月21日
性別:男
家族:妻、息子(独立済み)、わんこ(パピヨン2頭)
北海道札幌市在住

2015年12月21日。
年末の慌ただしい中、肝内胆管細胞がん(胆のうがん)、肝臓に10cm大の腫瘍、リンパ節転移、肺転移によりステージⅣと診断されました。
手術、放射線治療は不可とのことで、余命3ヶ月~半年との宣告を受ける。

しかし、2018年現在・・・・・。
抗癌剤治療にて仕事も、なんとか正常に継続し、今のところ生存しています。

追記1:2018.6.29
ここまで順調に癌の進行を抑えていましたが、とうとう腫瘍マーカーの急上昇、肺転移、肝臓中心部にも新たな腫瘍が発見されました。
最後の手段だった内服の抗癌剤の効果なしと判断され、もはや打つ手はなしと宣告されました。


追記2:2019.2.18
色々と手を尽くしてきましたが、いよいよもって『終わりの始まり編』に入ってきたようです。
大変、悔しく、断腸の想いでもありましたが仕事も退職しました。
これから、どんどん衰弱は進むでしょうが、最後の最後までこのブログは続けていこうと思っています。


どこまでできるかわかりませんが、癌と共に生きる、そして働くということ、癌になってわかったこと、学んだこと、そして私の生き様を記録に残していきたいと思います。

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