間質性肺炎入院(1):長期入院生活の始まり・・・

 2017年7月15日(土)~7月21(金)までのこと。
入院翌日から1週間目までのまとめ。
昨日の入院から早くも1日が経過。
さっそく、昨日からステロイド抗生物質の点滴開始。
1日中、とっかえひっかえ点滴づくし。
本来、私の胸にはポートが埋め込まれているのだが、何だか今回の点滴はポートを使うとよくないらしい。
でも、これは看護師さんによって認識も違うようで、ポートでの点滴の準備をする人もいた。
私が「ポートを使うんですか?」と問うと、「確認してきます!!」と、結構、アタフタ駆け出していく。
その後も、気にせずポートから点滴しようとする看護師さんもいたが、基本的には腕からの点滴に統一される。
なんでも1日に何度も抜き刺しするような点滴の場合は、ポートは向かないということらしい。
でも、この腕への点滴の場合、シャワーに入れなかったり、トイレや寝ていて寝返りをうつにしても不自由さがあったりして、とってもうざいのだ。
まぁ、それについては我慢しかない。

さっそく、入院初日から1日が明けたこの日の朝、私の血糖値は食前で318という恐ろしい数値。
完全にステロイドの影響だそう。
そのため、看護師さんがあわててインシュリンを持ってきて、腕に皮下注射をしてもらう。
私は、血糖値の調整も、もうかれこれ10年を超える長きにわたって続けてきているが、全て内服薬のみの調整で注射は初めて。
よく話には聞いていたが、意外に簡単なものだと驚く。

そして、私の体調はいたって健康・・・・・・。
に、見える。
本人の自覚としては、まったく肺炎という病気の自覚がない。
ないというか、持てないのだ。
体温も血圧も、指先から酸素量を測るパルスオキシメーターの数値もまったく正常。
なにより本人自身がステロイドの影響もあるのかもしれないが、体力気力とも非常に充実している
肺炎はおろか、本当に癌患者か?と思うほど。
病室から夏の日差しがサンサンと輝く外の景色を眺めていると、窓を突き破って飛び出したくなる。
それくらい快調で健康と、自分では思える。
後に、ある看護師さんに「肺炎の患者さんには見えない」とまで言われてもいる。
「先生、本当に入院必要なの?」と声を大にして訴えたいところだ。

そして・・・・・。
私にとって喜ばしいことに、急の入院で旅行もキャンセルして気落ちしている私を見てなのか、家内からなんと、ノートPC購入の許可が出た。
あまりにもせせこましくタブレットをのぞきこんでいる私の姿に、このいつまで続くかわからない入院生活を思って、よほ不憫にも見えたのだろうか。
ただし、価格は50,000円台までの物という条件付き。
さっそくネットで対象機器を探しまくり、ヒューレットパッカーのPCを指定。
一応、この価格帯でメモリが8GBを積んでいるという優れもの。
Officeこそ入っていないが、そこはなんとかするとしよう。
自宅にあるPCのサブPCと考えれば、もう充分すぎるスペック。
さっそく発注をお願い。
すると、なんと翌日には到着するという。
私は病室から一歩も出ずに、PCが翌日に手に入るという、ホントに便利な世の中になったものである。

7月16日(日)
この日も体調は変わりなく快調。
特に変化もなく、退屈な一日だった・・・・・・。
だったというのは、この日の午後、家内が昨日注文したノートPCを持ってやってきた。
早い・・・・・・。
本当に早い。

そして、さっそく開封してニンマリ顔の私。
これで私の退屈を補える、いいツールが手に入った。
すぐにネット接続やら初期設定に没頭。
看護師さん達も、さすがに「長居する覚悟を決めたのだろうか、なにやら持ち込んできたな、このオヤジ・・・」という感じ。

しかし、この時、病室がネットの使える部屋から使えない部屋に移動することとなった。
さて、これは困った。
なんとかならないかと、スマホで調べてみるとなんと、レンタルのWiMAXがあるということで、さっそくそれを手配。
8,000円/月ちょいで済むという。
これも入院生活のための必要経費と割り切ろう。

そして、7月17日(月)海の日
あまりにも突然の入院と、入院中の体調も良好なことから、一時的に家に行かせて欲しいと、この日外出の申請をした。
「あまり、あちこち出歩かないのならば・・・・・」という条件付きで外出の許可がなされた。
やった・・・・・・。
この日の朝早く自宅に戻ると、突然姿を消した私を見て、ワンコ達が駆け寄ってくる。
私も思いっきりワンコ達を抱きしめる。
一息着いたら、さっそくノートPCに必要なソフトをインストールし、自宅のメインPCとの同期をとる。
そして、持ち出すべき必要データを外付けHDへ移行し、病室に持ち込む準備を完了。
これで、私の入院ライフは、大幅に充実するというもの。
さらに細々とした必要なものをカバンに詰め込む。
やはり自分にしかわからない必要なものってあるものだ。

昼食はステロイドの影響もあってか、食欲も爆裂状態。
すでに病院食に飽き飽きしていた私は、おもいっきり外食を提案。
まるで癌になる前の私に戻ったかのような恐るべき食欲を取り戻した。
まぁ、そうはいっても普通に一人前の食事ではあるのだが、質が結構、ガッチリ系なのだ。
いや、久しぶりの味わいと、娑婆の食事ということもあってかおいしさも倍増。

が・・・・・・。
病院に戻って血糖値を測定すると、案の定、信じられないほど高い。
まぁ、食べたものを考えると、当然といえば当然。
実際にはそれほど爆食いしたわけでもないのだが、やはりステロイドとの相乗効果なのであろう。
おかげで、インシュリンの単位を増やされ、明日から内服薬も増やされることに。

7月18日(火)
朝、昨日あれだけ高かったのに不思議と血糖値は正常に戻っている。
インシュリンはなし。
午前中にレントゲン撮影。
そして、やっと状況も落ち着いてきたので、職場に私の今の状況の連絡と業務上の確認。
ありがたいことに、職場側でも有休と合わせて休職がいいのか、病欠がいいのか、色々と調べてシュミレーションしてくれるそう。
ただ、診断書の準備はしておいて欲しいと言われる。
さらに、近日中に職場の責任者も病院に来てくれるとのこと。

午後、M医師がやってきて、レントゲンの結果として、肺炎の状況は悪くはなっていないとのこと。
ただ、悪くなっていないというだけで、決して良くなっているというわけではなさそうだ。
まだまだ、この治療の行く末は見えない。
そして、昨日の予告通り血糖値対策として、オングリザ25gという内服薬も追加されることとなった。
とりあえず、血糖値の様子をみながら、これでも変わらなかったらインシュリンの単位で調整しようということに。
まぁ、昨日、高かった理由は外食によるものだろうけれども、その辺はぼんやりとごまかしておいた。

7月19日(水)
この日の朝も血糖値は低い。
絶好調である。

この日も変わらぬ一日かと思いきや、ネットの使える病室(403号室)が空いたとのことで、またまたお引越し。
う~む、ネットが使える部屋・・・・・。
せっかくのレンタルWiMAX、頼んじゃったんだけれどもどうしよう・・・・・・・。
今更、キャンセルもできないので、到着したらしたで、そのWiMAXを使用していくことに決める。
多分、速度的にはこちらの方が早いであろう。

午後に頼んでおいた診断書を受付に取りに行っての戻りに、エレベーターの中で偶然M医師とばったり。
エレベーター内で立ち話。
まずは、状態を聞かれ、まったく変わりがないことをお伝えする。
今週末の金曜日にまた血液検査とレントゲンを撮って、今後どうするか、点滴を減らせるかどうかの判断をしていくとのこと。
これはもう、仰せの通りに。

夕方、職場の所属長がお見舞いに来てくれた。
この人とはこの4月からのお付き合い。
休日申請の事務的手続き関係を持参され、今後の状況を見ながらどう申請するか決めていくということに。
そして、私は診断書を手渡す。
業務上、何か私がいないことで滞っているようなことがないか確認するが、「今は、気にしないで療養に集中してください」とのこと。
これはもう、素直に頭を下げるのみ。
ただ、入院生活とはいえ、心身ともに状態はとても元気なため、一日中病室に閉じこもっているシンドさを吐露。
でも、とにかく無理をせず、「職場に来られるのを、待ってます・・・・・」ということでお帰りになられた。
とても、ありがたくもあり、私なんぞにもったいないお手間をかけてしまった。
またもや感謝である。

ちなみにこの時の診断書を以下に示す。

《その時の診断書》

なんとも簡単な文章である。
これで何千円もお金がかかっているのだ。
まぁ、こういうものなんだろうね。

すると、家内が家に届いていた、レンタルのWiMAXを持ってやって来た。
さっそく設定しネット接続完了。
快適快適。
私の場合、この何度目かの入院生活を通して、例えネットの繋がらない環境であっても、なんとしてもこのネット環境を構築するということが、なによりも重要なこととなってしまったようだ。

7月20日(木)
特に変化のない一日。
午後にM医師がやってきて容態の確認。
明日のレントゲン撮影の結果、肺の専門医に診てもらって専門の見解を貰うとのことらしい。
そして、明日から3日間、このM医師は不在となり、その間、サブのO医師が担当するとのこと。
このO医師は前回の入院時に面識がある。
そして私は、しばらくこの安静状態は続くとのこと。
まだ、この先のことは見えないらしい。

そして、私もこの間のことで味を占めており、今度の日曜日にまたもや外出したいということを申し出る
熱があったり呼吸が苦しいとかなければ大丈夫とのこと。
そこは、「O医師と相談しながら、外出の手続きを進めてください」ということに。

その日の夕方、血糖値が400台と、結構高い。
お昼がうどんで軽かったため、差し入れのゼリーを食べたせいだろうか。
またもや、インシュリンの単位を増やされた。

7月21日(金)
本日で入院から丸一週間が経過した。
これを早いというか、長いというか・・・・・・・。
微妙な感慨である。
朝の血糖値は141と、昨夜よりはかなり落ち着いたようで、インシュリンはなし。
そして、予定通りレントゲンの撮影。
その後は、職場へ休暇の取り方について、まだ検討中であることと、私も企画メンバーだったイベントがうまくいくよう祈っているということをお伝えする。

夕方、M医師の代わりのO医師がやって来て、レントゲンの結果を肺の専門医に診てもらっていることを告げられる。
そして、「明日からステロイドの量を軽くして様子を見ていきましょう」ということになる。
今は60gを使用しているが50gにするとのこと。
ただ、「10gの減なので、あまり実感はないかもしれませんが・・・・・」との注釈付き。
もし数値が悪くなったら、また戻すかもしれませんとのこと。
これも私は、ただただ従うのみ。

それと、日曜日の外出について申請をしておく。
こうして、私の入院生活の一週間が、とりあえずは無事に過ぎていく。
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毎日お茶と乳酸菌を摂ることによって、陰陽五行を整えることです。医食同源で頭がよくなります。kokoro-karada-seishinをすべて参照してください。拡散希望します。
プロフィール

North Wind

Author:North Wind
生年月日:1962年2月21日
性別:男
家族:妻、息子(独立済み)、わんこ(パピヨン2頭)
北海道札幌市在住

2015年12月21日。
年末の慌ただしい中、肝内胆管細胞がん(胆のうがん)、肝臓に10cm大の腫瘍、リンパ節転移、肺転移によりステージⅣと診断されました。
手術、放射線治療は不可とのことで、余命3ヶ月~半年との宣告を受ける。

しかし、2018年現在・・・・・。
抗癌剤治療にて仕事も、なんとか正常に継続し、今のところ生存しています。

追記1:2018.6.29
ここまで順調に癌の進行を抑えていましたが、とうとう腫瘍マーカーの急上昇、肺転移、肝臓中心部にも新たな腫瘍が発見されました。
最後の手段だった内服の抗癌剤の効果なしと判断され、もはや打つ手はなしと宣告されました。


追記2:2019.2.18
色々と手を尽くしてきましたが、いよいよもって『終わりの始まり編』に入ってきたようです。
大変、悔しく、断腸の想いでもありましたが仕事も退職しました。
これから、どんどん衰弱は進むでしょうが、最後の最後までこのブログは続けていこうと思っています。


どこまでできるかわかりませんが、癌と共に生きる、そして働くということ、癌になってわかったこと、学んだこと、そして私の生き様を記録に残していきたいと思います。

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