間質性肺炎入院(4):退院が見えてきた!!

2017年8月5日(土)~8月10日(木)までのこと。
本日と明日は予定通り外出の予定。
今朝も体温36.6℃、血糖値も昨日と同じ156といい調子。

朝食後に洗顔していたら、ひょっこりM医師が顔を出した。
この時間の顔出しは珍しい。
体調に変わりがないかという確認と、今日から間質性肺炎対策のステロイドが内服薬のプレドニンバクタという薬になることを改めて告げられ、既定量を正しく服用するための自己管理の念を押される。
そして、「今日の外出、気をつけて・・・・・」とのことだけを申し伝えていった。

この日のお昼はお蕎麦。
入院生活の中で、食べたかった食べ物ランキングで常に上位を占めていたメニュー。
普段は蕎麦というと、シンプルな”もり”か”ざる”が私の定番なのだが、やっぱり食べ物へのうっ憤も積もっているせいか、今日は十割蕎麦での天ぷらセットを食べてみた。
食べたかっただけに、おいしくて気分は上々。
しかし、よせばいいのに、その後、ちょこっとおやつを食べてしまった・・・・・・・。
やっぱり、家に帰ると食べ物には隙ができてしまうね。

そして、時間が来たので病院へ帰還。
もうこの頃になると病院への帰還時刻は16:00頃の設定が当たり前となっている。
病院に着いたらさっそく血糖値の測定であるが、やはり血糖値は400台。
お昼の、蕎麦って一見してヘルシーのように見えるが、その実、カロリーが高いのは長年の血糖値対策で理解済みのこと。
でも、ここは普段の食事からして、「せめて、蕎麦くらいは・・・・・」と、これも致し方がないと考えることとしよう。

今日からステロイドの内服薬を開始したのだが、なんだか足元にかゆみが出てきた。
前にも、抗生物質の種類を変えた時に湿疹とかゆみが出たことがあった。
その時は放っておいたら消えたので、今回も特に看護師さんにも告げずに放置。
すると、じきに治まって何事もなく過ごせるようになる。

8月6日(日)
外出2日目。
体調は血糖値も正常に戻り、体温も問題ないのだが、体重が72.9kg。
体重の減少が目立ってきた。
体重と血糖値の関係は微妙に影響する。
不摂生などで体重が増えてくると血糖値が上がるが、血糖値が上がりすぎて体内インシュリンの分泌バランスが崩れてくると、逆に体重は減少する。
一応、体調も実感する上では快調そのものなのだが、実のところはバランスは不安定といえそう。

この日は、いつもの所とは違う、家から少し遠い大型スーパーへ行ってみた。
まだ早くは歩けないが、退院のメドも付いた以上、少しずつ復帰の準備もしなければならない。
車の運転は昨日から再開している。

この日のお昼はパスタ。
やはり、いくら血糖値のことがあるとはいえ、平常時の病院食を思うと食べたい物を食べてしまう。
でも、普通に一人前だし、それほどの無茶食いをしているわけでもない。

時間が来て、病院へ戻る。
珍しく日曜日なのに、M医師がやってきた。
日曜日でも出ているんだ・・・・・。
まずは、いつものように体調を確認される。
そして、退院後を見据えて血糖値管理のことを気にされる。
ステロイドの成分的には、徐々に軽くしてきてはいるものの、体内には血糖値を上げる成分がしばらくの間、残ってしまう場合があり、人によってそれが抜けるまでには時間がかかる人もいるのだそう。
なるほど・・・・・。
それは、早く言って欲しいもの・・・・・・。
こんな私でも、一応は気にしていて、ここ最近は日常はもちろんのこと、外出時の食事も結構、あれでも気は使っているのだ。
その努力のわりに、結果が改善されないというのは、それはそれで気も重くはなっている。

今の状況だと退院後も自分でインシュリン注射を打って行く必要があるとのことで、「どうしますか?」とのこと。
まぁ、どうしますか?と言われても、必要ならばやらざるを得ない。
「打ち方をご指導いただければ・・・・・」と答えると、M医師としては一応、私の了承を得たということで、「具体的にどう進めていくのかは、色々と相談しながら進めていきます」とのことで終了。
多分、ずっと打ち続けるものではないとは思うのだが・・・・・。

この日は昨日ほどではないものの、またしても、両腕に少しかゆみが発生。
これもしばらく放置しておくと解消される。
明日は、職場に退院が確定したことを連絡しよう。

8月7日(月)
今日はこちら北海道地方では七夕。
まぁ、あんまり今の私には関係ないか・・・・・・。

この日も体感的にはまったくの快調。
午前中に職場に退院日が確定したことと、出勤日を伝える。
「よかった、待ってます!!」とのこと。
例え社交辞令でも、こう言ってもらえるのは素直に嬉しい。

午後、M医師がやってきて、昨日の話通り、今後は自己管理のもとインシュリン注射(トレシーバ)を自分で打ってもらうとのこと。(内服薬は今まで通り継続)
明日から、毎日一回、4単位をこの自己注射器のトレシーバを使用してインシュリンを打っていくことになる。
インシュリン注射を打っている人の話はよく聞いてはいたが、まさか自分が、こんなタイミングで打っていくことになるとは夢にも思わず。
その後、看護師さんがやってきて、練習用の器具と説明書を置いていった。
この日の看護師さんは初めて見る人で、かなり、ぶっきらぼうで少々イラッとする。
お忙しい方たちなので、特別、丁寧なことはまったく望んでもいないのだけれども、人のPCの上になにやら乱暴に器具をドカドカ置いていったり、大事な書類の上に濡れたものを置いたりと、普通レベルのデリカシーは持っていて欲しいもの。

この日の夜の血糖値は300だったが、明日からは自己注射を使用していくため今晩は何も打たないのだそう。
幸いにも、この夜の担当看護師さんはあのYさん。
この看護師さんが明日、自己注射器のトレシーバにて、まずは説明をしながらお手本として打ってくれるという。
あぁ、この人で良かった・・・・・。
体のかゆみは随分おさまったが、それでもまだ少しはかゆみが残っている。

8月8日(火)
この日も体調は快適。
しかし、昨夜は深夜2:00頃に目が覚め、それから、うつらうつらの状態が続き、なんだか寝不足気味。
ステロイドの量は減っているはずなのだが、なぜか点滴の時より寝不足感は強くなった感じ。
これは、今日も昼寝は必須。

そして、昨夜から引き続き担当の看護師Yさんがやってきた。
これは安心。
さっそく、トレシーバの使用方法を説明してくれながら、まずはお手本として打って見せてくれた。
この人、本当に親切で丁寧。
明日からは自分でやってみることになるのだが、この後も、ちょこちょこ看護師さんが来てくれて打ち方について私が理解しているかどうかの確認と練習をしていくのだそう。

その後、本来の今日の担当看護師さんが手を離せないとのことで、昨日のあのイラっと来る看護師さんが代わりにやってきた。
フムムムム・・・・・。
タオルを体に見立てて、トレシーバの打ち方のシュミレーション。
見ている分には難しそうだったが、いざやってみると、意外とそうでもなさそう。
「まぁ、なんとかなるでしょう!!」ということで、練習用の器具は返還。
それにしても、この看護師さん、さすがにベテランっぽいので、やることに間違いはないのだが、やっぱりあちこちにデリカシーのなさを感じてしまう。
困ったものだ・・・・・・。

この日の夕方の血糖値測定は400台。
M医師の指示で追加のインシュリンを投与。
この日も、血糖値上昇に思い当るものはなにもない。
いったい、私は何と闘っているのだ・・・・・

8月9日(水)
この日も朝は快調。
昨夜高かった血糖値も156と落ち着く。
ずっと、こんなパターンが続いている。

朝食後の洗顔時にM医師が唐突に顔を出す。
この時間に顔を出すのは前にもあったが、基本、午後が多いので珍しい。
全般的な体調の確認と、またもや血糖値調整のことについて。
すぐに安定するのは難しいけれども、このまま継続していきましょうとのこと。

今日の昼の担当看護師は2番目によく私の担当になってくれる若い人。
この子はHさんといい、Yさんに負けず劣らず感じが良い。
このHさんが立ち合い、今日もインシュリン打ちの練習をするのだそう。
えっ、昨日練習用の器具は返却してしまった・・・・・・。
あの昨日のイラッとする看護師。
こういうことなら「明日以降もずっと使います」って言ってくれればいいのに。
Hさん、すぐさまナースステーションに駆け戻り、若干バタバタしつつも練習用器具を回収してきた。
なんだか申し訳ない。
丁重にお詫びをする。
「いいえ~大丈夫ですよ~」という返事に、この人の仕事への想いが感じられる。

インシュリンの打ち方については、もう大丈夫のようだ。
もう一人で打てる。
退院してからも大丈夫かな。

そして、今週は退院日を目前とした週末として、思い切って11日(金)と12日(土)を2泊3日の外泊ができないだろうかと打診してみた。
すると連続して2日間の外泊はできないのだそう。
では・・・・ということで、11日(金)を外出、12日(土)と13(日)を1泊2日の外泊ができないかとお願いしてみた。
その後、看護師さんがやってきて、外出と外泊の許可が降りたと教えてくれた。
やった・・・・・。
この入院での最後の外出と、最初で最後の外泊となる。
ちょうど、お盆休みで息子も帰ってくるし、いいタイミング。
ただ本当は、最初は明日退院という話だったんだけどなぁ・・・・・・。
まぁ、これはしょうがない。
ここまで来たら、2~3日の延長は致し方ない。

この日の夜の担当看護師さんは、例のあのイラッとする人。
正直、勘弁してほしい。
案の定、この人、私の退院日を把握していなかった。
まぁ、そんなもんでしょう・・・・・。
この人が明日のインシュリン打ちの立ち合いとなる。
正直、気が重い。

8月10日(木)
体調は相変わらず順調。
ただ・・・・・。
昨夜の寝つきには少々、不可思議な体験をする。
そのせいか、少し寝起きの気分は良くない。

そして、インシュリンの自己注射、トレシーバを自分で打つ。
その立ち合いは、昨夜からの例のイラッとする看護師さん。
とりあえずは、無事に終了。
その後は採血。

そして、看護師さんは交代で今日はあのYさんが担当。
顔を見ただけでホッとする人だ。
忙しいにも関わらず、マメに気にかけてくれて、ホント申し訳ない。
一応、トレシーバの扱いの練習は今日で最後だが、その練習にこのYさんが立ち会ってくれる。
「もう、大丈夫だとは思いますが・・・・」と、最後の確認をしてくれる。
明日からは器具一式を全て手渡され、完全自己管理になる。

午後、早い時間にM医師登場。
いつものように体調を聞かれて、採血の結果は問題がないとのこと。
また、退院日は予定通り14日(月)であることを再確認。

ステロイドの薬については、今は6錠服用しているけれど、この土曜日から4錠に減薬するということに。
そして、2週間後に、また薬の量を見直していくという方針なのだそう。
血糖値に関しては「もう少し様子を見させてください」とのこと。
とりあえず、インシュリンについては、今のところ現状維持でということに。

私からは、肝心の抗がん剤について聞いてみた。
もうかれこれ、ひと月近く、癌に対しては何もしていない。
すると、一旦、肺炎の症状が出ると、同じ抗がん剤の治療は原則的にできないのだそう。
今は、まず肺炎を抑えて様子をみながら、今後、検討していくということらしい。

確か明日はM医師がいないということも聞いていたため、一応、2週間後に様子を見るということであれば、外来扱いで25日(金)になるのだろうかということを再確認する。
明日11日(金)は外出、明後日12日(土)・13(日)は外泊、その後、一旦病院に戻ってきて一泊した後、14日(月)の午前中早くに退院という予定。
実質、明日以降、病院への滞在時間も少なくなってくるため、今日のうちに事務的手続きや薬の処方を最低25日分までもらうことを手配しなければならない。
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テーマ : 末期がんの闘病記
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プロフィール

North Wind

Author:North Wind
生年月日:1962年2月21日
性別:男
家族:妻、息子(独立済み)、わんこ(パピヨン2頭)
北海道札幌市在住

2015年12月21日。
年末の慌ただしい中、肝内胆管細胞がん(胆のうがん)、肝臓に10cm大の腫瘍、リンパ節転移、肺転移によりステージⅣと診断されました。
手術、放射線治療は不可とのことで、余命3ヶ月~半年との宣告を受ける。

しかし、2018年現在・・・・・。
抗癌剤治療にて仕事も、なんとか正常に継続し、今のところ生存しています。

追記1:2018.6.29
ここまで順調に癌の進行を抑えていましたが、とうとう腫瘍マーカーの急上昇、肺転移、肝臓中心部にも新たな腫瘍が発見されました。
最後の手段だった内服の抗癌剤の効果なしと判断され、もはや打つ手はなしと宣告されました。


追記2:2019.2.18
色々と手を尽くしてきましたが、いよいよもって『終わりの始まり編』に入ってきたようです。
大変、悔しく、断腸の想いでもありましたが仕事も退職しました。
これから、どんどん衰弱は進むでしょうが、最後の最後までこのブログは続けていこうと思っています。


どこまでできるかわかりませんが、癌と共に生きる、そして働くということ、癌になってわかったこと、学んだこと、そして私の生き様を記録に残していきたいと思います。

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