間質性肺炎入院≪怪奇!!番外編≫

 2017年8月9日(水)のこと。
実は、この話・・・・・・・・。
投稿すべきかどうか迷っていた。
それは闘病そのものの本線とは若干、筋から外れてしまうから。

しかし、この間質性肺炎での入院中のことでもあり、まさに病室の中で起きたことなので、起きたことをありのままに・・・・という私のブログポリシーを貫ぬかせていただくことにした。
もったいつけるのはよして、ズバリ結論から述べよう。

それは、心霊体験!!
・・・・・・のようなもの?

『・・・・・のようなもの?』というのは、私自身がそれがはっきりと心霊体験という確証が持てないからのこと。
ただ、その体験がいかに闘病のさなかの精神状態であるということや、身体への何がしかの負担があったのでは?と考えても、ちょっと普通の現象ではない、なかなかに奇異な体験をしたのである。
私自身、この状況下にあっても、それほどメンタル面も参っていないし、体力も持て余しているということは、今までの投稿の中でも再三にわたってお伝えしているところ。
そんな中で、ごくごく普通の日常を終えようとしたこの日の夜に、ちょっとなんとも言えない不思議な体験をしたのである。

では・・・・・。
まずは、その日に起きたことを再現してみよう。

この日、退院日を目前とした週の真ん中の水曜日。
体調的にも特に変わったこともない日で、しがない一日を過ごした平凡な病院生活の日常の夜のこと。
いつものようにテレビのニュース番組を見て、そろそろ寝ようかと、部屋の電気を消したのが23:00を少し過ぎた頃。
ちなみに、病院の消灯時間は21:00と決められているが、私は個室のためか、どの看護師さんもその時間を過ぎても何も言わず大目に見てもらっている。
そして、私の就寝時はすべての照明を完全に消して、真っ暗の状態にしているのが常。

さて寝ようと、ウトウトと眠りに着くころ、それは突然やって来た・・・・・・・・
まだ、寝ているのか起きているかわからない睡眠状態の中(レム睡眠?)、ベッドの足元の方に一人のご老人の姿が現れる
ここは個室なのに「だっ、だれ!?」と、この上もなく驚いた一方で、意外と私は冷静さもあって、その状態はしっかりと観察できた。
割と、小振りの男性で着ているものは病衣ではなく、いかにもといった水色の縞模様のパジャマ。
その表情は何か思い詰めたような表情で堅い。
お人柄?としてはどこにでもいそうな、人の良さそうなご老人で、こんな場面でなかったら気軽に話でもできそうな感じの人。
しかし・・・・・・・。
私の方を興味深そうな目をして見つめていたかと思うと、徐々に私の頭の方に近寄って来て、私の上半身に覆いかぶさるような状況に・・・・・・・・。

ここまで来ると、さすがに私はびびった・・・・・・・・・。
「うわぁ!!」というような声を出して叫び、手で払ったようで枕もとの台に載せていたプラスチック製の箸箱を床に叩き落としてしまった。
その箸箱が床にガッシャ~ンと落ちた時の音で、私の目も意識もはっきりと覚醒したという感じ。
当然、もう目の前にはそのご老人はいない。

いったい・・・・なんなんだ!!
時計を見るとまだ23:10くらいの時刻だったと思う。
夢というには、あまりにも感覚が違い過ぎる。
すぐに電気をつけてみると、本当に箸箱は床に落ちており蓋が外れてもいる。
そして、その周りの物も乱れていた。
物理的な状況は完全に現実のことのよう。
私の全身は身構えていたせいか硬直しており、大声を出したことも私自身の喉の様子からしてもどうも事実であると断定できそう。

うむむむむ・・・・・・。
大変びっくりはしたが、不思議と怖いという感じはあまりない。
それは余命を宣告されて、死を覚悟している者の身ということもあるからなのだろうか。
ただただ驚いたのと、なにがなんだかわからないといった混乱の状態と言った方が正しいのかもしれない。

少し冷静になってくると、今のはこの病室でお亡くなりになった方の霊なのであろうか?とも思えてきた。
実際のところ、私は霊感などというものは持ち合わせてはいない・・・・・・と思う。
そして霊の存在については、否定派ではないと言い切れるが、さりとて積極的な肯定派でもない。
『あるんだろうかねぇ・・・・・・』という程度の認識。

今までの不思議体験として、若い頃にはよく金縛りにあっていた。
その金縛りの時によく、幻覚のようなものを見ていることが何度かある。
幻覚のない金縛りも数多くあったが(中高年世代になると一切なくなったが)、今でも忘れられない幻覚をともなう体験が二つほどある。

その一つ目。
それは、疲れていて、夕食後にうたた寝をした時、金縛りと同時に部屋の中に黒い影が現れ、すぅ~っと寄って来て、頭の所でかがまれて目が覚めたこと。
その時、部屋の電気は点灯していた状態でのことで、視覚的に見えていたものは部屋の配置も小物類もまったくそのまんま。
私は必死でこたつの足を握りしめていて、目が覚めると本当に、こたつの足を握りしめていたということがある。

もう一つは、久しぶりの帰省で実家に帰っていた時のこと。
その日の前夜に飲み過ぎた二日酔いの朝。
朝起きたものの、少々しんどいので再びゴロ寝をした時、浅い眠りに入った模様。
そのうつろな瞬間、窓の外で小さい子供の集団がワイワイ騒いでいる声が聞こえてきた。
「うるさいなぁ・・・・・」と思っていると、その後すぐに金縛り状態になり、そのうちその集団が私の方に駆け寄って来て、大勢の子供たちに踏まれるかという状況に。
でも、ここは2階で、私は家の中にいる・・・・・・。
それでも、足音は近づいてきて、いよいよやばいなというところで、目が覚めた。
時間にして、朝の10:00ちょっと過ぎの頃であったろうか。

この2つの体験はもう20数年たった今でも、こうして明瞭に思い起こせるくらい、鮮明に記憶に残っている。
やはり夢とは明らかに違うのだ。
しかし、私はこの体験だけでは霊の仕業とは思わなかった。
最初はやや怖さはあったものの、この後も金縛りは継続して起こり、その時はこれほど強烈な幻覚は見なくなったが、金縛りになるにはある一定の傾向があるようにも思えてきたのだ。
そのうち、なるかな?という予想できるようになるのと、なりそうになると意識の上で回避できるようにもなったり、たまに面白がってそのままなすがままになったりと、結構、お気楽にこの現象をとらえていたのである。
これは霊とかなんとかというより、身体的な疲労度も関係しており、それになんらかの脳内の科学的なメカニズムが作用しているのではと思うようになったのである。

ただ、少しゾッとしたのは、その子供たちに踏まれる体験をした数日後に、祖母の家に行った時、私が生まれる前に流れてしまった子(水子)が数人いるという事実を聞かされたこと。
そして、私は一応長男であり、生まれる時にものすごい難産で苦労して出産したという母の話も思い出した。
これは、その因果関係を証明することはできないが、時はちょうどお盆でもあったし、あれは本来ならば私の兄・姉になるべき魂の集団だったのか?と、何かの不思議な巡り合わせなのかな・・・・とは思うところではあった。
もし、そうであるならば、私は無性にその兄・姉だったかもしれない人達に、会いたくて会いたくてたまらなくなったという覚えがある。

でも、今回のこの病室での出来事は、この過去に私なりに割り切っていた体験とは、少し様子が違う。
それは、現われたご老人の服装や表情、体形や動作等のデティールがしっかりとできているということ。
今までの金縛りで体験する幻覚の類は、はっきりとイメージを認識できることはなかったのだ。
う~ん・・・・・・・、まったくお会いしたこともないご老人の詳細を、ここまでリアルに創造することができるものなのであろうか。
そして、その私のリアクション自体、声を出して叫んだことや、実際に物を払いのけて叩き落してしまったという物理的な作用もともなっていること。
また、うまく文章では表現できないが、圧倒的に何かが感覚的に違うのである。

一体、これは何だったのだ・・・・・・。
でも、恐怖を感じているわけでもないので、少し落ち着いたら電気を消して再び就寝。
少しの間、眠りに着く前に考えたことが、そういえばここ数日間、この病室の内部でカタカタと妙な音がしていた。
しかし、ある日においては夜が明けて朝になり、看護師さんが出入りする状態でも、その音は続いていたので、まったく気にはしていなかった。
でも、音の発生原因はわからずじまいで、具体的にどこが鳴っているのかも特定できず。
あれは何かの予兆であったのか・・・・・・。

また、以前どこかで投稿していたとも思うが、私の実父は亡くなる少し前に、死神が来たと言っていた。
それは髪の長い、ずぶ濡れの白い着物を着た女性が布団の中に潜り込もうとしたとのこと。
気丈な父は、その女性がなぜか死神と直感し、蹴り上げてたたき出したとのこと。

さらに義父も亡くなる少し前に、実家の寝室の枕元に、お迎えの人たちが数人来て帰って行ったと話をしていたのを思い出す。
私の死期は近いのか?とも、一瞬、考えてもしまう。

ただ・・・・・・・・・・。
冒頭で、のようなもの・・・・・・・・・。
と、但し書きをつけた理由も明記しておきたい。
このままでは、現在入院中の方や、これから入院しようとしている方を、ただただ怖がらせて終わってしまうかもしれないので、そこは私の本意ではない。

この現象に一つだけ引っかかることがあるのだ。
それは、この入院期間中にはついぞ判明することもなく、退院後しばらく経ってから気が付いたこと。
実は、あの現象を一つの映像、ビジョンとしてとらえてみると、どこかで見たことがあるような気がすることに気が付いたのだ。
登場した、ご老人に関しては、確かに見ず知らずの初めての方なのだが、それはあのシチユェーションそのもののこと。
なかなか思い出せなかったが、やっと記憶の奥底から引きずり出せたのは、子供の頃に見たテレビの映像である。

おそらく、私と同世代くらいの方々には、すぐにピンと来ることかと思われるが、ちょうど私が子供の頃のテレビ事情として、お昼の時間帯にはワイドショーが放送されていた。
それも夏休み期間中は心霊特番が特集されていて、娯楽の少ない当時、それが放映される日は、よく友達同士で集まって食い入るように見ていたもの。
その中での再現フイルムに、今回と似たような場面がよく出てきていた。
ちょうど、この投稿上部に張り付けた写真画像のような(この画像は私が加工して作ったものです)色合いの中で、今回のような夜中の病室内でご老人(女性の場合もある)が現われてくるという構図。

この手の再現フイルムは結構、何度か放映されていたような気がしており、知らぬ間に私の脳内のどこかの引き出しに刷り込まれて格納されており、それが何かの拍子に引き出されてきたものではないのか?という仮説も成り立つことに気が付いたのである。
つまり、まだまだ解明されていない、人体のメカニズム上の現象で科学的な作用の現れなのではとも思えてきたのである。
それが故に、不思議な体験とは思うものの、私としてはこの体験・現象が心霊現象であると言い切れない所以ということ。

ただ・・・・・・・。
この仮説が正しいとしても、あそこまで詳細でリアルに認識できたあのご老人は一体誰なのだ?という疑問は解決しない・・・・・。
どなたか、この辺りにお詳しい方がいらっしゃったら、ぜひともご意見を伺いたいもの。
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テーマ : 末期がんの闘病記
ジャンル : 心と身体

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プロフィール

North Wind

Author:North Wind
生年月日:1962年2月21日
性別:男
家族:妻、息子(独立済み)、わんこ(パピヨン2頭)
北海道札幌市在住

2015年12月21日。
年末の慌ただしい中、肝内胆管細胞がん(胆のうがん)、肝臓に10cm大の腫瘍、リンパ節転移、肺転移によりステージⅣと診断されました。
手術、放射線治療は不可とのことで、余命3ヶ月~半年との宣告を受ける。

しかし、2018年現在・・・・・。
抗癌剤治療にて仕事も、なんとか正常に継続し、今のところ生存しています。

追記1:2018.6.29
ここまで順調に癌の進行を抑えていましたが、とうとう腫瘍マーカーの急上昇、肺転移、肝臓中心部にも新たな腫瘍が発見されました。
最後の手段だった内服の抗癌剤の効果なしと判断され、もはや打つ手はなしと宣告されました。


追記2:2019.2.18
色々と手を尽くしてきましたが、いよいよもって『終わりの始まり編』に入ってきたようです。
大変、悔しく、断腸の想いでもありましたが仕事も退職しました。
これから、どんどん衰弱は進むでしょうが、最後の最後までこのブログは続けていこうと思っています。


どこまでできるかわかりませんが、癌と共に生きる、そして働くということ、癌になってわかったこと、学んだこと、そして私の生き様を記録に残していきたいと思います。

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