間質性肺炎入院(5):やっと退院!!

2017年8月11日(金)~8月14日(月)までのこと。
この日、山の日で祝日
そして外出の日。
さらに明日・明後日は入院以来、最初で最後の外泊の日。
そして、その翌日が退院というスケジュール。
本当は連泊で外泊したかったのだけれど、これは規則でままならなかったのは、先の投稿でも述べさせていただいた通り。
残念ながらまずは、今日は外出から。

今日は、我が家の普段使いの中では、一番、遠い場所に位置する大型商業施設に足を向けてみた。
退院後に必要なものを買いそろえるためと、入院生活で鈍ってしまった足腰を慣らすために、色々とブラブラしてみようということに。
この間の外出の時よりは歩けたけれども、やはりすぐに疲れてしまう。
お昼はちょっと小奇麗な洋食屋さんにてランチタイム。
ただ、食べるものは、一応、カロリーの摂取量には気をつけているつもり。
食後は、早々に家に引き上げ、またまたゆっくりと入浴。
明日は外泊なので、今日よりもっとゆっくりできるのだけれど、それでも今日は今日。
普段入れないお風呂を、じっくりと堪能する。
あ~温泉行きたい!!

そして、時間が来たので病室に帰ると、やっぱり血糖値は高い。
もう、これはステロイドの影響なんだから・・・」と割りきって気にしないようにする。
それは、外食の時に限らず、普段の入院生活の病院食だけを食べている時でも、血糖値は上がる時は上がるということが、ここ最近の経験則から学習済み。
食事については、ステロイドの影響に輪をかけない程度に気を配ることとし、あまり結果にはこだわらないことにした。
この日はM医師は不在。

8月12日(土)
さてさて、この日も朝から絶好調。
私は本当に末期癌患者なのか?という感じ。

今日は、いつもとは違って1泊2日の外泊の日。
今晩は、約一か月ぶりに我が家の布団で寝れるのだ。
これもまた、ものすごく楽しみ。
入院するまでは当たり前のことなのだが、この病院のお世辞にも寝心地がいいとは言えないベッドで、ひと月近くも過ごしてきたのだ。
今までの外出でも、短時間の昼寝をしてもいたが、やっぱり一晩ゆっくり床につけるというのは、俄然、期待するところは違ってくる。

おまけに今日は、東京から息子が帰省してくる。
これもまた、我が家が久しぶりに賑やかになるというもので、家内も心なしかテンションが急上昇。
今日の夕方は、息子を交えてガッチリ外食しようということなので、お昼はコンビニで買ってきたもので質素に済ませる。
そして、夕方までの間に近所の温泉施設に行く。
ローカルで名の知れぬ小さい温泉施設なのだが、一応は天然温泉。
これがまた爽快そのもの。
この一か月間の病院の汚れを落としてきた気分。
我が家のお風呂もいいけれども、やっぱり大きいお風呂は格別。

夕方。
息子と待ち合わせ場所で無事合流。
すぐに夜ご飯を食べに行く。
お店へ行く途中で、簡単に私の入院までの経緯を息子に説明をする。
今回は前回の時とは違って、息子の帰省するギリギリまで、まったく私の入院のことは知らせていなかった。
やや、驚いてはいたものの、それほど心配もしていないようである。
それは、私の「どこが病人なの?」と言わんばかりの元気っぷり食べっぷりに実感が持てないのだと思われる。
実のところはステロイドの力を借りてのことなのだろうけれども、そのことは私もあまり深くは考えないこととして、健康人には当たり前のことの、元気な今を楽しむことにしよう。
さすがにアルコールは一滴も口にはしなかったが、家内と息子が飲むのを眺めながら私はウーロン茶で食べることに集中。
まさに食べに食べたり。

我が家に帰ると、わんこ達は狂乱状態。
私も久しぶりに長い時間自宅に滞在しているのと、これまた久しぶりの息子もいることから、わんこ達のはしゃぎようは尋常ではない。
やはり、家族はそろっていることに越したことがないのだと、離れてみて実感するもの。
わんこ達と一人で家を守ってくれていた家内には感謝である。

8月13日(日)
外泊の2日目。
いやいや、久しぶりに我が家の布団の寝心地はいい。
まさに極楽。
今日は自宅にてあのトレシーバの自己注射。
明日が退院なのに残念ながら外泊の期限は今日まで。
今日の夕方にはいったん病院へ戻り、最後の夜をあの病室で過ごして、明日の朝、退院という流れになる。

さて、午前中のうちにお寺と霊園へ行ってきた。
我が家は訳あって父親と母親の眠る場所が違う。
方角は同じ方面なのだが、まずは父親の菩提寺で納骨堂でのお参り。
そして、その足ですぐに山中に向かい、母親の眠る大規模霊園の大仏殿へのお参り。
私がこうして無事でいられるのも、この両親とご先祖様のおかげかもしれないと、いつになくしおらしく感謝の意を込めて丁重に参る。
普段、私はそれほど信心深いほうでもないのだが、やはりこういう場に来ると愁傷な気持ちになるというもの。
私は色々な力に守られているのかもしれない・・・・・・・・・

そして、お昼はまたしても回転寿司。
私と家内は、この病院外出の外食シリーズで、ついこの間、食べたばかりなのだが、今回は息子中心に食べたい物を食べようということでこの選択。
まぁ、嫌いじゃないので、簡単に便乗するという形。
お店は気分を変えて隣町まで遠征。
またしても満腹。

自宅に戻って一休みすれば、もうあの病室に戻る時間だ。
なんだか、どうせ明日の退院ならば、このまま家にいたい気分。
非情に億劫である。
病院に戻って血糖値の測定では、当然ながら上昇。
看護師さんの手打ちによるインシュリンの追加。

さて、今晩で入院生活も最後である。
この病室での最後の夜を過ごすことになる。

8月14日(月)
いよいよ、本日退院!!
いやいや、長かった・・・・・・・。
抗がん剤の副作用による、この間質性肺炎という病気自体は、かなり深刻な状態だったようなのだが、私自身としてはあの謎の発熱以外は、実にはつらつとしてピンピンした入院生活。
痰に悩まされることもなく、咳き込むこともなく、呼吸が苦しいといった自覚症状も一切ない。
むしろ、ストロイドの影響もあってか、食欲も健康時の全盛時に戻ったかのよう。

それを、あてどのない入院生活を実質32日間過ごしたことになる。
なまじ元気なだけに、日々窓から見えるスーパーの駐車場で行き交う人々の姿を恨めしく眺めている日常も、かなりきついものがあった。
家のことや家内のこと、わんこ達のことを気にしたり、仕事のことも気にはなる。
特に、職場に戻っても席がなかったらどうしようとか、あらぬ不安に苛まされた日々。
それもこれもこの日で終了である。
めでたい。

朝食を食べたら、さっそく退院準備の荷造り。
実際には一部、一昨日のうちに済ませて、既に自宅に持ち帰ってもいる。
それでも、一か月の滞在となると、なにやらつまらぬものも結構持ち込んでいたものである。

看護師さんがやってきて、次回外来日までの内服薬とトレシーバに使用するガーゼや針を受け取る。
完全に肺炎が完治したわけでもないので、自宅に戻っても、ステロイドインシュリンの自己注射は継続する。

9:30頃に家内がやってきて、退院の手続きを済ませ、やっと病院を出ることに。
この短い時間だけだったけれども、この日の担当看護師さんはあのYさん。
この方には、本当にお世話になった。
丁重にお礼を言い、入院生活の支えになったことの感謝をお伝えする。
また、ナースステーションにも、お世話になった看護師さん達がいるので、家内共々ご挨拶。
この一か月近く、第2のねぐらと化していたこの病院も、いざ出て行くとなると不思議なもので、それはそれで感慨深いものがある。

これにて、間質性肺炎の入院騒動は終結。
ただ、これで私の病巣への決着がついたわけではまったくない。
むしろ、これはただの通過点である。
おそらく、いつの日か、またこの病室に戻ってくることがあるだろう。
その時まで、私は私の闘いを続けるまでのこと・・・・・。

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ジャンル : 心と身体

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プロフィール

North Wind

Author:North Wind
生年月日:1962年2月21日
性別:男
家族:妻、息子(独立済み)、わんこ(パピヨン2頭)
北海道札幌市在住

2015年12月21日。
年末の慌ただしい中、肝内胆管細胞がん(胆のうがん)、肝臓に10cm大の腫瘍、リンパ節転移、肺転移によりステージⅣと診断されました。
手術、放射線治療は不可とのことで、余命3ヶ月~半年との宣告を受ける。

しかし、2018年現在・・・・・。
抗癌剤治療にて仕事も、なんとか正常に継続し、今のところ生存しています。

追記1:2018.6.29
ここまで順調に癌の進行を抑えていましたが、とうとう腫瘍マーカーの急上昇、肺転移、肝臓中心部にも新たな腫瘍が発見されました。
最後の手段だった内服の抗癌剤の効果なしと判断され、もはや打つ手はなしと宣告されました。


追記2:2019.2.18
色々と手を尽くしてきましたが、いよいよもって『終わりの始まり編』に入ってきたようです。
大変、悔しく、断腸の想いでもありましたが仕事も退職しました。
これから、どんどん衰弱は進むでしょうが、最後の最後までこのブログは続けていこうと思っています。


どこまでできるかわかりませんが、癌と共に生きる、そして働くということ、癌になってわかったこと、学んだこと、そして私の生き様を記録に残していきたいと思います。

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