TS病院と初遭遇!!やっぱり行動しないとわからない!!すごくいい病院だった!!

2018年7月17日(火)のこと。
動注療法のことで、CT病院に手紙を送って様子を見ていたが、タイミングが海の日を含めた3連休も挟んでしまったため、なかなかレスポンスがない。
そうこうしているうちに、TS病院の訪問日の方が先にきてしまった。
この日は、年に何回かある公休日のため仕事はお休み。
このTS病院は結構、我が家から遠い。
朝、9:00頃に家を出て、高速に飛び乗る。
まぁ、実際には高速で20分ほどで着くには着くのだが、これ、もしここに通い詰めることになったら、公共の交通機関を使っていくのは大変だなぁ・・・・・とぼんやりと思う。

病院に到着すると、建物ががとても大きい。
実は、この病院、私のこの病気が正式に診断される前に、T病院からPET検査受診の件で紹介されたCクリニック(PET検査実施・・・・・)というところの、母体病院なのだ。
規模も大きいし、その組織力も膨大。
私が今までお世話になった病院の中では最大規模。
正直、「民間でのあまり大きい病院って、どうなんだろう?」っていう気もしないでもないのだが、とりあえず先入観を捨てて、本館とは別棟の『〇〇〇治療センター』というところへ入ってみる。
受付の人たちも、大変感じがよく、診察用のフロアに案内される。
うん、第一印象はとてもいい。

そして、しばし待たされて、ここの副センター長というTG医師との対面。
思っていたより、若い医師。
40代前半から半ばくらいの年齢であろうか。
まだKY病院からのデータも手紙も持参していない状態のため、私が自分で作成している病歴データや、既にこのブログ内でも紹介している各種画像や資料をまとめた、一冊のクリアファイルを持参。
ちなみに私が自分で作成していた病歴データを、参考までに以下に。

《自己作成病歴データP1》《自己作成病歴データP2》《自己作成病歴データP3》












余談だが、癌ということに関わらず、ある程度注意を要する病気をお持ちの方には、このような節目節目をまとめた資料を作っておくことを強くお勧めする。
初めての病院へ行く時に、患者側から医師に伝えられる情報量が圧倒的に違ってくるし、後述するが医師も患者を観察しているところがあり、自分の病態をどの程度自覚できているかというチェックをしている様子。
私は、仕事柄(私の今の仕事は99%対人サービス業務だが、社会人になって最初の仕事はエンジニア)なのか、性格なのか、たまたまこういう風に、ちょこちょこ記録は残していた。(おかげで、このブログの作成の元データにもなっている)
これも患者力といえる要素の一つなのかもしれない。

さて、話を戻そう。
TG医師の所見としては、私の話を聞き、私が提出した資料に目を通しながら、やはり陽子線治療は難しいとのこと。
私は、この見解は予想済みなので、さほどの驚きはない。

しかし、この先生、熱心にもその理由をきちんと細かく説明してくれた。
陽子線治療が難しいという理由として、まず技術的なことよりも医療制度の縛りがあるということ。
それは、医療制度の改定がなされたことによって、癌の発生部位によっては先進医療の認可がおりていないということらしい。
ちょうど、私の胆のう癌はその部位にあたるとのこと。
この制度の改定前以前では、実は実施していたようで、今はこの新たな制度のため、我々現場サイドも、正直、歯噛みをする思いもしているとのこと。
自由診療でやるという手はあるが、費用としてはざっと300万円は見込まれ、さらに遠隔転移で全身に癌があると考えられる今の状態で、局所的な陽子線をやってもあまり効果は望めない。
普通に費用対効果を考えても、お勧めできる治療法ではないという結論。
この件に関しては、さすがにオリゴメタ説は視野には入っていないみたい。
いや、仮にオリゴメタ説を考えたとしても、私という個体の場合はそれ以前の問題なのかもしれないのだが・・・・・。

でも、非常にスッキリした。
今まで、ただ「できません!!」の一点張りで、ここまで詳しく説明してくれるところはまったくなかった。
正直なところ、全て素直に飲み込める話の内容ではないのだが、私達が思う「どうして?」ということに対しては、それなりの納得感があった。
そのことをTG医師に伝えると、「それは、陽子線治療の専門医だから言えることなのでしょう」とあっさりと回答いただいた。
なるほど・・・・・・。
医師と言えども、何から何まですべてに精通しているわけではないということがよくわかった。

また、動注療法の話題も出してみたものの、「一般的には、今の私の状態では難しい・・・・」とのこと。
さすがに詳細に関しては、こちらは専門外のようでそれ以上深入りせず、他の方法としては、大きい転移部分に対して局所的に放射線を当てることは可能かもしれない・・・・・と。
さらに当科は腫瘍内科との連携治療もしているため、腫瘍内科の方でオプジーボの使用を検討をしてみる価値はあるかもしれないとのこと。

うん、これは・・・・・・・。
病院サイドから久しぶりに前向きな話を聞かされた・・・・・・。

私も家内も決して根治を望んでいるわけではなく(可能ならば、それにこしたことはないが)、少しでも延命の効果を期待しているだけのこと。
返す言葉でTG医師にこちらの考えを伝えた。
「〇〇さん(私のこと)は、しっかり病歴を把握されていて、状態も客観的に自覚されているようで・・・・・」と、私の患者としてのレベル?を評価してくれたみたい。
患者をレベルとか評価というのは、私がこの原稿用に勝手に文字にしてみただけなのだが、医師としてはどういうタイプの患者なのかの分析は当然ながらするであろう。
そういう意味では、このTG医師の目には、私は好印象に見られたような気がした。

そして、KY病院から正式に最新の検査データをもらって、セカンドオピニオンという形で、まず腫瘍内科からスタートしてみては?と提案される。
これは・・・・・・・。
本当に久しぶりに、私のことを思って病院側から提案されたありがたい言葉。
正直、涙が出そうになる。
私も家内も「ぜひとも、お願いします!!」と深く頭を下げる。

事のついでに、KY病院のM医師の対応やら、HW病院のA医師から内服の抗がん剤を内緒でもらっていることも伝えた。
TG医師としては、「私見ですけれども、私も、まだ抗がん剤は続けてていいと思います」とのこと。
さらにKY病院からデータがもらいにくい時は、HW病院からでもいいとのこと。
「HW病院からは、結構難しい状態の患者さんが送られてくることもあり、それぞれの病院のカラーがあるのかもしれませんね」と結ぶ。

さぁ、話は急転直下、私も家内もこのTS病院で本格的にセカンドオピニオンとして診てもらうことを、このTG医師との面談によって即決する。
TG医師は腫瘍内科の方に、私たちの目の前で「こういう患者さんが行く予定」とすぐに連絡を入れてくれた。
若い先生だけあって行動も早く、直接患者の前ですぐに動いてくれるため、リアルタイムに信頼感と安心感が生まれる。
そして、私の資料は「少し貸してください」ということから、ファイルごと渡して、外のロビーで待つことに。
家内も、この対応には感激のようで、久しぶりに表情も明るい。

すると、しばらくして、再びTG医師に診察室内に呼ばれる。
まず資料を返され、「腫瘍内科の方に連絡すると、向こうの看護師が出来ればお会いしておきたいとのことで、今日はお時間ありますか?」と。
今日は、一日休みのため即快諾。
ここの看護師さんの引率のもと、本館の腫瘍内科の方に案内してもらうことに。
なんと丁寧な対応・・・・・・。
まさに『病気を見るのではなく、人を見よ!!』を体現している。

そして、腫瘍内科に到着。
出迎えてくれたのは、科長という役職の看護師Nさん。
この方も大変に親切。
やはり、日夜シビアな状態の患者たちを相手にしているだけあって、こういう接し方が自然と身についているのだろう。
どこだかの病院とは大違いである。
ここでも、今後の手続きや対応について細かく説明される。
だいたいTG医師に聞いた通りなのだが、立場も違うため改めてKY病院やHW病院のことを説明。
このNさん、特にKY病院については「セカンドオピニオンは患者さんの権利なので、堂々とお願いしていいものなんですよ」と後押しもしてくれる。
なんとも気持ちの良い対応。
私も家内もここのところ、心が痛みっぱなしであったのだが、今日は思いもよらず癒されることになった。
この看護師さんにも丁重にお礼を言いつつも、今後のことを「よろしくお願いします!!」と、ここでも家内共々深々と頭を下げる。

取りあえず、すべてが終わって病院を出て、家内との会話で、すぐに「ここ、すごくいい!!」と意見は一致。
KY病院をやめてここをメインの病院にしたいところ。
ただ、惜しむらくは我が家からは遠い。
病態に急変があった時には、やっぱり近場のKY病院が頼りにはなる。
一応は、何かあったら夜中でも駆け込んでいいことになっているし。
これはこれで、難しいところである。
まぁ、このことはゆっくりと考えよう。
とりあえず、ちょっと嫌だけれども、あのKY病院から、また検査データを貰えるように手配をしよう。
CT病院のことや、ビタミン補給治療のことよりも、ここのTS病院の方を優先し、状況の進み具合によって、他の病院とのからみを考えていくことにしよう。
やはり行動あるのみ。
しかし、行動には知識が必要だ。
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テーマ : 末期がんの闘病記
ジャンル : 心と身体

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No title

毎回拝読させていただいております。お身体のおかげんはいかがでしょうか。

TS病院、”ああ、あそこだな!”ってピンときました。そこの脳神経外科に3週間ほど入院したことがあります。ドクター、看護師さん、理学療法士さんや作業療法士さん他スタッフの対応については、全くストレスを感じることなく快適に・・といったら語弊があるかもしれませんが、余計なことに心惑わされることなく過ごせたことは、たぶん回復にも大きな効果があったと思っています。

KY病院やHW病院がお近くとのこと。私もそう遠くないところ(K区)に住んでおります。年齢も同じ寅年(学年は1つ下になりますが)なので、応援してます!!これから寒さ厳しくなりますが、どうぞご自愛くださいませ。

No title

まりん様

コメントありがとうございます。
こんな駄文にお付き合いいただき、恐縮しています。
そして、お返事遅れまして、申しわけありません。
実は昨日から今日にかけて東京に行っていて、先程、帰宅したところです。
用向きは、日本医科大学付属病院に丸山ワクチンをいただきに行きました。
いずれ、この詳細はこのブログ内でお披露目することになるかと思いますので、ご期待いただければと思います。

さて、TS病院、KY病院、HW病院、多分、全てお察しの通りかと思います。
特にKY病院は神社とスーパーがすぐそばにありますので、特徴的です。
ここの病院の設備やスタッフさん達はまったくもって素晴らしい方々が多いのですが、どうも主治医だけは私とは相性が悪いみたいです。
ただ、この主治医、これも後で書こうと思っていますが、今思えば、節目節目の判断はとても正確なことに驚かされます。

まりん様とは、年齢も同じでお近くにいらっしゃるということで、大変、親近感を感じます。
どうやら、私にはまだもう少し闘うことができそうですので、私なんぞの記録が何かのお役に立てば幸いに存じ上げます。
今後ともよろしくお願いいたします。
プロフィール

North Wind

Author:North Wind
生年月日:1962年2月21日
性別:男
家族:妻、息子(独立済み)、わんこ(パピヨン2頭)
北海道札幌市在住

2015年12月21日。
年末の慌ただしい中、肝内胆管細胞がん(胆のうがん)、肝臓に10cm大の腫瘍、リンパ節転移、肺転移によりステージⅣと診断されました。
手術、放射線治療は不可とのことで、余命3ヶ月~半年との宣告を受ける。

しかし、2018年現在・・・・・。
抗癌剤治療にて仕事も、なんとか正常に継続し、今のところ生存しています。

追記1:2018.6.29
ここまで順調に癌の進行を抑えていましたが、とうとう腫瘍マーカーの急上昇、肺転移、肝臓中心部にも新たな腫瘍が発見されました。
最後の手段だった内服の抗癌剤の効果なしと判断され、もはや打つ手はなしと宣告されました。


追記2:2019.2.18
色々と手を尽くしてきましたが、いよいよもって『終わりの始まり編』に入ってきたようです。
大変、悔しく、断腸の想いでもありましたが仕事も退職しました。
これから、どんどん衰弱は進むでしょうが、最後の最後までこのブログは続けていこうと思っています。


どこまでできるかわかりませんが、癌と共に生きる、そして働くということ、癌になってわかったこと、学んだこと、そして私の生き様を記録に残していきたいと思います。

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