放射線治療準備開始!!

 2018年8月7日(火)のこと。
今日も、あのTS病院。
午前中のみ仕事をして、午後から有休。

前回のお話から、まず肺の転移部に局所的放射線治療を行うことになったのは前の投稿で述べた通り。
今日は、その放射線治療としての説明書と同意書を兼ねた用紙を見せられて、より詳細な説明を受ける。

その資料での主だった記載項目は以下の通り。

・病名:胆嚢癌、肺転移(やはりここでも、胆道癌でも胆管癌でもなく胆嚢癌と称される)
・治療部位:左肺下葉病変
・治療目的:腫瘍縮小・消失、症状緩和
・放射線治療方法:3D-CRT、VMAT
 平成30年8月20日~平成30年9月7日 週5回、合計15回 総線量60.0Gy
・期待される効果:腫瘍の縮小・消失、症状の予防


となっている。
専門的な部分はわからないが、TG医師によると「今回のターゲットであるところの肺の転移部は、おそらく消えると思います」とのこと。
おぉ・・・・・・。
なんと心強い・・・・・・・・。

私の病態全体から見れば、この治療は確かに枝葉の部分かもしれない。
しかし、病状全体の進行を抑制するという意味では、私にとって、暗闇の中での一筋の光明以外のなにものでもない。
迷うことなくサイン完了。

そして、本格的な副作用の話に。
内容は手渡された資料とほぼ同じ。

・皮膚の日焼け(放射線皮膚炎)
・放射線咽頭粘膜炎・食道炎
・放射線肺炎
・気分不快(放射線宿酔)


といったところ。
中でも肺炎については、まれに起こることとはいえ、自己の予防措置の部分でも注意を促される。
私も昨年、間質性肺炎をやっていて、今度なったら致命的とまであのM医師に言われている身。
いかに、まれに・・・・とはいえ、どうしても肺炎というワードには敏感に反応してしまう。

とりあえず、TG医師の説明には一通り納得。
さっそく、治療の開始日が8月20日(月)からと、正式に決定した。

そして今日は、この後、その放射線治療用の私の体形の型取り?のようなことを行い、より細かい設計書を作るためにCT撮影を行うことに。
まずその、これからお世話になるであろう、放射線治療室に向かう。
そこで、これまた、これからお世話になるであろう診療放射線技師と他数名のスタッフさん方と初対面。
放射線治療室の装置の画像を以下に。

《TS病院HPより画像をお借りしました》












まずは、この台に載せられた、何やらクッションのようなものの上に横たわる。
その下というか脇というか、私を取り囲むようにしている不思議なシートがある。
このシ-トは、空気を入れるとそのクッション部分が膨らみ、私の体形にピッタリとフィットしてくるというシロモノ。
おそらく、素人考えだが、狙っている患部に放射線を正確無比に照射させるために、患者の体をがっしり固定させるためのものかと思われる。
しばらくすると、スタッフの皆さんが、膨らんだそのクッションのまわりを手でたたいたり押し込んだりと悪戦苦闘しながら微調整。
私と言えば、頭もがっしりと固定されており、文字通り身動きができない状態。
しばらくすると、何やらハンマーのようなものを持ち出して来て、まわりをガンガン叩き出す。
頭が固定されているため、その衝撃が結構、私の脳に直撃する。
何が起きているのかわからなかったが、しばらくすると、この設定の作業が終了する。
「お疲れ様でした~、20日からよろしくお願いします」と声をかけられたため、私もご挨拶を交わさせていただく。

そして、その後はCT撮影。
いつものKY病院での撮影よりは丁寧に撮影している感じ。
こちらも無事終了。

後は、看護師さんと20日の日の打ち合わせ。
20日の日に、まずは予定通り放射線治療を開始していく。
そして、今後の肝臓部の治療ができるかどうかの診断用のMRIの撮影を行う。
これはTG医師からも何度か聞いていること。
しかし、この日、ここの病院での予約が一杯で、ここの関連施設である、あの病気判明初期の頃にPET検査を行ったCクリニックで撮影をお願いしたいとのこと。

おぉ・・・・・あの病院。
なんとも懐かしいやら・・・・・。
でも、ここからは、かなり遠い。
結構、この20日の日の私の動きとしては忙しくなりそう・・・・・・。

でも、とりあえず、今後の動きがさらに具体化してきた。
私からはこの治療について、できるだけ朝一番の時間帯をお願いする。
そうできれば、私はこの治療の後、まっすぐに余裕で職場に出勤できる。
看護師さんも「スタッフと相談しながら、できるだけ調整させていただきます」とのこと。
この時の応対してくれたMさんという看護師さん、若い人でこの時点では一見頼りない感じであったものの、実はこの治療の後半時に、この看護師さんの対応にものすごく救われることになる。
人のパワーってすごい・・・・・・。
これも、感謝の出会いである。

ただ一つ、懸念されることが・・・・・・・・。
実は今までこのTS病院に来るのには、全て車で来ていた。
でも、今後は出勤前に来ることになるため、公共交通機関を使用せざるを得ない。
その時間帯も、早朝の通勤ラッシュピーク時で、ここ数年はすっかりご無沙汰している時間帯。
おまけに、いつもの通勤距離よりも遠い。

さらにさらに驚いたのが、ここの病院に来るにあたっての一番近い利用駅。
地下鉄のため、改札を出て地上に出なければならないのだが、これがまた、おそろしくシンドイことが判明。
エレベーターもエスカレーターもあるにはあるが、これはホームから改札口までの短い距離だけ。
その改札口から地上へ出るには、おそろしく長い階段がそびえ立っていた。
ここ最近の、この私の体調で、毎朝これを昇るのか・・・・・・と思うと、かなり気が重くなってくる。

実際、今日昇ってみて、かなりしんどかった。
肺の方の影響なのか、息切れが尋常じゃない。
これ、大型病院のすぐそばの駅の割には、乗降利用者を想定できないとうことであろうか、まったく配慮がなされていない。
設計時点で、私のような病人などのことはとんと、頭の隅にも浮かばなかったのであろう。
無論、お年寄りの方々もつらそうに手すりにつかまりながら昇っていた。

私の病気への新たな挑戦がこれから開始されることになったが、同時に試練も待ち受けてもいるようだ。
うん、世の中うまくできている。
何事もバランスよく、人の行く道にはいろいろなことが立ちふさがるものだ。
私は、ここを試練の階段と呼ぶことにした。
にほんブログ村 病気ブログ 末期がんへ
にほんブログ村

テーマ : 末期がんの闘病記
ジャンル : 心と身体

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

No title

はい、あそこの駅の階段ですね!あれはきつい!!古いからしょうがないのかもしれませんが、エスカレーターもエレベーターもないですもんね。私、呼吸器系の疾患ではありませんでしたが、膝が笑うを通り越して大笑いしてました(^_^;)

No title

まりん様

こんばんは。
は・は・は・・・・・・・・。
まりん様には何でもお見通しですね。
でも、あの階段のシンドサをリアルに共有できる人がいて、大変うれしい限りです。

いつも、スーパーの踊り場のところでゼイゼイいってたんですが、若い人はみんな息も切らさず、さっそうと駆け上がっていますね。
時には、「どけよ、おっさん!!」みたいな時もありました(T△T)
まぁ、一番古い路線なので、同じようなところは他にもあるんですけれどもね。
あまり必要ないところにお金をかけないで、もうすこし、お年寄りや病人にも優しい施設になって欲しいです。
プロフィール

North Wind

Author:North Wind
生年月日:1962年2月21日
性別:男
家族:妻、息子(独立済み)、わんこ(パピヨン2頭)
北海道札幌市在住

2015年12月21日。
年末の慌ただしい中、肝内胆管細胞がん(胆のうがん)、肝臓に10cm大の腫瘍、リンパ節転移、肺転移によりステージⅣと診断されました。
手術、放射線治療は不可とのことで、余命3ヶ月~半年との宣告を受ける。

しかし、2018年現在・・・・・。
抗癌剤治療にて仕事も、なんとか正常に継続し、今のところ生存しています。

追記1:2018.6.29
ここまで順調に癌の進行を抑えていましたが、とうとう腫瘍マーカーの急上昇、肺転移、肝臓中心部にも新たな腫瘍が発見されました。
最後の手段だった内服の抗癌剤の効果なしと判断され、もはや打つ手はなしと宣告されました。


追記2:2019.2.18
色々と手を尽くしてきましたが、いよいよもって『終わりの始まり編』に入ってきたようです。
大変、悔しく、断腸の想いでもありましたが仕事も退職しました。
これから、どんどん衰弱は進むでしょうが、最後の最後までこのブログは続けていこうと思っています。


どこまでできるかわかりませんが、癌と共に生きる、そして働くということ、癌になってわかったこと、学んだこと、そして私の生き様を記録に残していきたいと思います。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR